久しぶりのリアル体験・健康な感覚とは?〜バラ香る横浜の町並みから
2021/5/25(火)
先々週、久しぶりにリアルの体験に参加しました。
ありりんさんの体験
スマップ=素になる、好きな場所、素通りできない横浜街歩き
https://tabica.jp/travels/18711
ありりんさんはヨガの先生です。
私も横浜市民ですが、いつも気がつくと同じような道を通りがちです。
なので、あえて自分とは違った視点で歩いてみたい。
参加の理由はいろいろありましたが、それが大きい理由の一つでした。
黒澤明監督の映画に、「天国と地獄」というのがあります。
横浜を舞台に描かれた作品ですが、私は横浜に越してから、その映画中で「地獄」と言われるエリアに出向くことが多くなっていました。
今回ありりんさんにお連れいただいた場所は、映画中で「天国」と呼ばれるエリアでした。
山手の方ですが、私は4〜5回しか来たことがありませんでした。
それもかなり昔ですから、だいぶ変わっているでしょう。
と言っても港の見える丘公園とか、異人館とか外人墓地とか、古い施設が多いですし、雰囲気自体は変わりませんでした。
その山手から見える、とっておきの風景を見せていただきました。
バラの香りと共に。
ああ、この風景は、ありりんさんが足を運び、時間をかけて
そして独自の視点と感性で選ばれたものなのだ、と感じました。
さらにそれは、時間や光と共に移ろうもので、まさにその時だけ、という貴重な景色でした。
ヨガでは、ポーズが取れることよりも、体に何が起きているかを知ることの方が重要だと聞きました。
ですから、ありりんさんも、体感や風景を感じる、鍛えられた感覚をお持ちなのだと思うのです。
他からの情報を鵜呑みにせず、まず自分の目で見て、自分の感覚で感じてみる。
日々、そうした訓練を積まれていると思うのです。
その視点で語られるお話を伺いたい。
この、コロナの話で囲まれた状況で。
それがありりんさんの体験に参加させていただいた、本当の理由です。
目の前に、とても美しく咲き乱れるバラの中、
あふれる色と香りの中で、ほとんどすべての人がマスクをして歩いていました。
その豊かさを感じずして、何を健康と言うのだろう。
それについては、人によっていろいろな考えがあるでしょう。
この状況で、見るべきはコロナではなく、それによって起こされる恐れだと思うのです。
以下、少し体験の内容から外れますが、その日気づいたことなども含めて書いておきます。
変異株が出ているとは言え、コロナははるかに風邪よりかかりにくい病気です。
飛沫感染するとしても、どこか遠くから飛んできたウイルスにかかるという、空気感染ではありません。
毎日TVを見ていると、感染者数が膨大で、うなぎ上りのように感じてしまいます。
実際は風邪の患者数の方がはるかに多いし、重症化して死ぬ確率も
風邪とそう変わるものではないと思います。
風邪にかかることを恐れて、マスクを夏でも外さない。
そのようなことは、普通に考えればありえないことです。
ところが、マスメディアを見ていると、それが大問題のように感じてしま
います。
TVや新聞で取り上げられるのは、センセーショナルな事柄ばかりです。
衝撃を与える情報でなければ、人の気を引きつけられないからです。
「今日も問題なく、平和でした。」
では、記事になりません。
そのような情報操作が行われていると、考える必要があります。
美大では「マスコミニュケーション論」のような授業があります。
美大以外でも、あるかもしれません。
そこで、どのように情報を扱って、どのように人々に影響を与えるかを学びます。
すべての情報は、発信元に利益があるようにできています。
ニュースを見てもいいけれど、その情報は誰が何の目的で流しているのか
考えることは必要だと思います。
マスコミは、すべての利権から自由というわけではありません。
誰が利益を得るのか。
それを考えると、知りたくないことも出てくるかもしれません。
でも自分が主体で生きたいなら、誰かに操られて生きたくないなら
見るべきことはあると思います。
TABICAに関わる方々は、自由で独自の視点とスタンスをお持ちだと思うので、あまり関係ないことかもしれません。
でも街中を見ていると、そんな心配が頭をよぎります。
戦後、北朝鮮がパラダイスという情報が流され、多くの韓国籍の人が北朝鮮に渡らされたこと。
経済不安を払拭してくれるのは、強いナショナリズムであるということ。
今のニュースを見ていると、そんな情報が流されていたことを、つい思い出してしまうのです。
どういったスタンスを取るにしても、恐れはあります。
私にしても、コロナは怖くなくても、人の恐れゆえに取る行動は怖いです。
自分の中に恐れがあること、その恐れによって何が選ばれようとしているのか、わかっている必要はあると思います。
論理も人の数だけあり、恐れによって曲げられることもあります。
恐れがあって数字がからむと、単純に信じてしまいがちですが
その論理が目指すのはなんなのか、見抜く必要があります。
ワクチンの有効率が95%と、TVでは言われています。
しかし確率が出てくる時、分母と分子がどこから出ているのか、確かめなければなりません。
私は工学部の卒研で確率論を扱ったため、ついものごとを確率で考える傾向がありますが、分母と分子の出どころが変わると、確率の内容がまったく違うものになってしまいます。
有効率95分の100ですが、その100は、ワクチンを打った人全員、ということではありません。
ありりんさんとお話しできて、久しぶりに「健康とはなんなのか」確かめることができて、本当によかったです。
まさに、会いたい時に一番会いたい人に会えた。
そんな感じでした。