安部公房「箱男」は、不穏な空気を味わえる作品です。
2021/4/11(日)
ストーリはあってないようなもの。
箱の中の居心地の良さに魅了された男の行動の記録です。
どういうことかというと
冷蔵庫くらいの大きさの段ボール箱を
頭からすっぽりかぶって、街の中をさまよい歩く男の記録です。
小説の体を成してないことも相まって
どんどん狂気な世界に取り込まれていくようで
シュールリアリズムがどういうものかが
垣間見えた気がします。
・・・というか、現実に同じようなことをして
日本縦断していたアーティストがいましたねぇ(;^_^A
【開催します!4/30(金)20:00-21:00】
〇解説付き読書会:テーマ「安部公房」
https://tabica.jp/travels/33154