普段の仕事のことから少しお話
2021/3/31(水)
こんにちはヽ(´▽`)ノ
今日は病院のお話を少ししようと思います。
(私はクリニックに勤めているので、クリニックの保険点数の算定の仕方しかお伝えできませんf(^^;)
明日4月1日から、コロナ感染予防策を講じることについて、外来診療、入院診療等の際に以下の点数に相当する加算等が算定されるようになります。
「医科外来等感染症対策実施加算」
初再診の度に加算されるようになります。点数は5点です。3割負担の方なら窓口で支払う金額は20円になります。
「入院感染症対策実施加算」
入院料によらず1日当たり10点です。3割負担の方なら1日当たり30円です。
「乳幼児感染予防策加算」
既に、初再診の度に加算されています。点数は100点です。(10月からは50点になる予定です。)乳幼児の負担割合は2割なので窓口で支払う場合は金額は200円です。
1番身近なものを3つ上げました。
明日、おそらく待合室の壁などにお知らせをはる病院がほとんどだと思います。
つまり、気づいた人は気づくけど気づかない人は知らないうちに算定されている可能性もあります。
乳幼児(6歳未満のお子さん)をお持ちの方は、子ども医療費で窓口負担がないので、気づかないかもしれません。
これらは、医療明細書を見ると載っていますのでどうぞご覧ください。
医療費を下げようとして薬を後発品に変えていくよう、よくいわれていますね。実は、その病院で後発品を何%取り扱っているかによって、算定される加算点数も違います。
時間外に対応している病院には「時間外対応加算」が加算されています。こちらも対応体制により加算点数が変わります。
そして、何を隠そう、医療明細書、こちらも「明細書発行体制等加算」が算定されています。
その他いろいろな加算が盛りだくさん。
再診するだけで「外来管理加算」52点が加算されます。(電話再診や看護者のみの再診、処置や一定の検査や手術等を受けると算定されません。)
明日からコロナに関する加算が増えることをきっかけに、医療費についてちょこっと調べてみるのもいいかもしれませんね。