清水山城とは_其の四 三の丸

2021/3/12(金)


清水山城の三つの曲輪(くるわ:城の内外を石垣などで区画した平坦面)を紹介するシリーズの最終回、今回は三の丸をご紹介します。

清水山城の東端にある東西80m、南北30mの細長い曲輪で、南の虎口近くにはベンチが設置されています。

城下町の街なみや厳原港などを眼下に一望でき、軽い運動をしてくつろぐのに良い場所です。


【三の丸から城下を見下ろした景色】


算木積み(さんぎづみ:長方体の石材の長辺と短辺を交互に組み、石垣の角部を強化したもの)や、巨石を随所に配置する鏡積み、また横矢枡形(よこやますがた:敵を複数方向から攻撃するために石垣の一部を長方形に突出させたもの)など、戦国末期の多様な石積みを見ることができます。


石垣に沿って歩くことができる場所もあります。



【曲輪の出入口】


また、曲輪の中には、独特の雰囲気を醸し出す巨石があります。

清水山のふもとに八幡宮神社がありますので、何か関係があるのかもしれません。



いかがだったでしょうか。

今後も不定期ですが、清水山城や灯台など、体験メニューにまつわる話題を紹介していきますので、お楽しみに!

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