モモの姿から考えたこと
2021/2/19(金)
カメラマンのたっちです。
あれから仕事が急に入ってきまして、いろいろとバタバタしてまして、今日はもう2/19。
2/11にモモの命もあと数日かな、と医者に言われてから一週間過ぎましたが、なんとまだ生きてます。
あれから一度だけブロッコリーを食べた程度で、あとは何も食べないで、
痩せ細ってとうとうオムツ生活になって、水だけ飲んで、たまに吐いたりしつつも、
急に元気になってヨロヨロと立ち上がって、台所まで歩いて行ったり、
体調の上がり下がりを繰り返しながら、
必死に残りわずかな時間を精一杯もがいて、生きようとしています。
この生命力には驚くばかりで、人間の僕はなんでこんなに外的な要因に左右されて一喜一憂しているのか、と。
そう、2/7から急にいろいろと仕事のお声がかかり、先週、今週、来週と合わせて結局15日も仕事になりました。
そしたら、なんと気が楽になったことか。今は長いトンネルを抜けた気分なんです。
結局、僕にとっては仕事があることが精神の安定そのものなのです。
人間ってやはり社会的な動物なんだ、と改めて思い知らされます。
本当はモモのように、どんな状況にも左右されずに生きたい、と思うのですが、
なかなかそうはいかないんです。
それが出来たら全人類は幸せに暮らしていけるような気がします。
最近流行りのように言われていますが、自分の心の持ちようが人生を決める、どう感じて生きて行くかが幸せを決めるって。
でもそれだと、楽しいとか、嬉しいとか感じられなくなったら、やっぱり幸せになれないじゃん、って。
本当はそうじゃなくて、どんな良い状況も悪い状況も「0」=「差は無い」って思えることが一番気楽なのかと。
モモを見ていると本当にそう思うのです。
モモだってそりゃ「もう死にそう、嫌だ」と思っているかもしれない。
でも人間みたいに、ちょっとやそっとじゃ落ち込んだりしないです、たぶん。
大切なのは、「今ここにある現実」
水が飲みたいとか、寝たいだとか、触ってほしいだとか。
ただそれだけなんです。
なんともまとまりがないのですが、言いたいことは、
「今が良いとか悪いとかは置いておいて、精一杯生きろ」ということ。
僕はモモよりは長く生きます。
そして、モモの分まで精一杯生きます。
明日も、来週も仕事がありますが、無くても精一杯生きたいと思うのです。