池上花暦 12月22日 山茶花ツリー

2020/12/23(水)

馬込の郷土博物館近くを歩いていて、満開の山茶花の木に出会いました。

1週間くらい前なので、もう散ってしまっているでしょうか。

思わず、かわいいねえ・・と。


いっせいに花を咲かせていました。

どこか傷んでいる花があるのが普通なのだけれど、この木はきれいに咲きそろっていました。

手入れが行き届いていて、すばらしい。


まあるい姿も愛らしい。

友人と、クリスマスツリーみたいだね・・と話しました。

サザンカツリーだね。


山茶花は、日本の固有種。

江戸時代より多数の園芸種がつくられたとあるように、ほんとうに、たくさんの種類を見かけますね。

花には甘い香りがあるそうなので、次には、その香りを確かめようと思う。


昔は、たきびの歌詞で覚えていました。歌のとおり、垣根の利用が多かったように思います。

現在は、冬の花として庭木の利用がふえたようですね。


山茶花に関して、思い出があります。

学生だった19歳の頃、温室から坂道を上がると事務棟があり、その横に大きな山茶花の木がありました。

ある日、その花びらが、はらはら散って、美しかったのです。


「山茶花の散りゆくすがた雪の舞」


薄桃色の花びらが、はらはらと、一枚一枚、散りゆくさまを見ていました。

花びらは散っているけれども時間は止まった感じ。

その情景はうん十年たっても鮮明です。というか、固定されてしまっているのでしょうね。

季語が二つ入ってダメな句ですが、19歳の日の鮮明な思い出です。


*ちなみに俳句をつくったことは、この時と書あそびでの2回だけで、まったく、知識はありません・・・。



季節を感じるをテーマに歩いています。

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