クサギの実

クサギの実。

夏の終わり頃から秋にかけて

たくさんの白い花を咲かせていたクサギ。

その花はとても良い香りがするので

たくさんのアゲハ蝶たちが

蜜をもらおうと集まっていました。

蜜と交換で受粉してもらった

青い宝石のような実が

それを包んでいた

ぴかぴかの赤い袋から

出てきました。

この実は今度は鳥たちに

食べられて、種が空を飛んで

山中にその種がまかれます。

鳥の消化器官が、

種の被膜を溶かしてくれるから

発芽がしやすくなる。

おたがいさまの

生き物たちのつながり。

こういうことを人の世界に

見てもらったり伝えることで

ぼくもつながれたら。

そんな想いも持ちながら

体験を提供させていただいています。