ハロウィン🎃をするなら
2020/10/25(日)
こんにちは!
昨日、私の「癒し系ホストと何でも語れる会」で、私の米国生活の体験をノートなどでシェアして欲しいと、ゲストさんからリクエストあり、さっそく、調子に乗って投稿する。
現地では、仕事でも日常でも、ビックリするような出来事が毎日のようにあった。日本では、映画「グランドホッグ・デー」のように毎日、同じことの繰り返しだったのに。
当時、日本人歴代最年少役員として、カリフォルニアの会社に赴任していた私は、朝から晩までヒーヒー言いながら、一心不乱に働いていた。英語での仕事が超遅かったからだ。
この気の毒な日本人の存在は、オフィスでも、じわじわと知られるようになっていた。
ある晩、知らないアメリカ人のおじさんが、私の部屋に立ち寄り、一個余分に買っちゃったからと、さりげなくサブウェイのサンドイッチを置いていってくれた。
空腹だったので、身体中に染み渡るくらいに美味しく、泣きそうになるくらいに感激した。
いつか、御礼をと思っていたが、その後、その人にオフィスで会うことはなかった。
別の日には、超〜ベテランの女性社員が、しわくちゃの満面の笑顔で、突然、私の部屋の入り口に立っていた。家で作ったからとチョコレートケーキのお裾分けだった。
紙の皿で受け取った時、落としそうになるくらいに重いことが分かる。スポンジ部分からは、ねっとりとした濃厚な液体が滲み出ている。嫌な予感しかしない。
案の定、一口食べた瞬間に、致死量を超える砂糖が含有されていることが分かる。砂糖の甘さを砂糖で強調しているのだ!
気付かれないように、こっそり捨てることにした。
その数ヶ月後、この女性は老衰?で亡くなったと聞いた。生涯現役だった。
本題に入る。ハロウィン🎃だ。
9年前なので、日本では、まだ流行る前。朝から、妙ちくりんな格好をした社員がゾロゾロ出社し始める。ノリの悪い日本人は、いつもの通り、しかめっ面で会議会議だ。
コンコンコンコンとノックがある。扉を開けたらゾンビのマイケル・ジャクソンが、この世のものとは思えないような奇声を上げながら部屋に侵入してきた。
本気で、ジェイソンのような殺人鬼が入ってきたのかと思った。部屋にいた私と同僚の日本人は背筋が寒くなると同時に、声にならない奇声を上げ、椅子から跳ね上がった。
これぞ、ハロウィンの醍醐味なのかもしれない。
今だから言うが、少し、お漏らししてた。