墨田区が誇る、全長1.2Kmの防災の鉄壁団地
2020/8/27(木)
墨田区と言えば、東京スカイツリーが有名だが、実際は古い民家や家屋が残る下町である。また、玉の井や鳩の街などの赤線が存在したエリアでもある。
今でも、墨田区京島、向島、東向島、墨田、八広、立花など昭和レトロで素敵な、木造建築物やタイル張りの建物が数多く残されている。
墨田区は地盤が強くはなく、大地震の際に火事などによって、また古い建築物が多い事から、街中が焼け野原になると推測されてきた。
そこで、1979年に防災目的で作った団地が全長、南北に約1.2Kmにも及ぶ、都営白鬚東アパート(しらひげひがしアパート)と言う団地なのである。
この団地は、もはや、姿形が芸術品となっている。墨田区堤通にあるその団地は、堤通2丁目全体がほぼ、都営白鬚東アパート(もしくは、それに関連した公園)になっているのだ。
近くに通る道路、墨堤通りから隅田川沿いに見渡す景色は、異様な団地、団地、団地なのである。更にこの団地は、全て繋がって設計されている。まさしく団地の壁なのだ(どんな表現やねん😊)・・・・。
南北全長1.2Kmの団地群は隅田川と墨堤通りに沿って設計されている。更に都営白鬚東アパート(団地群)と隅田川の間には東白鬚公園があり、団地群が炎の盾となって公園に避難してきた多くの人を守るように配備されている。私の記憶が確かなら、棟が、18号棟迄あったような・・・・😊(間違っていたらごめんなさい)。
都営白鬚東アパートは内部に、放水銃が設置されていて、火事の時の炎を防ぐ役割になっている。
それだけではなく、炎が内部に入らないようにするためのシャッター式の壁を配置していたり、防火扉として五つの門(鐘淵門・梅若門・水神門・寺島門・白鬚橋門)を設備しているのだ。
まさしく、墨田区が誇る、いや東京が誇る、いや日本が誇る、いや世界、宇宙(どこまで行く気⁉)が誇る鉄壁要塞なのだ。
そして、この団地には、もう一つ秘密があり、震災などで、避難した人の為の食料や水などが備蓄されているのだ。
戦国時代・・・こんな城があったら、誰も落とせなかったかも知れない。
私の感想/5段階
興奮度・・・・ ★★★★★
やみつき度・・ ★★
満足度 ・・・・★★★★
都営東白鬚アパートがある墨田区堤通はこんな場所です 的な動画➡https://youtu.be/HEwIj2cOsfU
今時、珍しく喫煙コーナーが団地に設置されている。道路にタバコの吸い殻がなく、清潔な団地である。
まるで要塞基地的⁉な、作りになっている。都営団地らしくない。
隅田川が近くにある。奥に見えるのは東京スカイツリー。
この場所から西側に行き隅田川を渡ると、荒川区南千住の汐入地区に行く事が出来る。
洗練された団地である。とても1979年に作られた団地とは思わない。
梅若門の写真。全部で5つの門がある・・・・城か😊⁉
近未来を予感させる洗練されたデザインなのだ・・・。
ここは・・・・やはり、要塞ですか😊⁉
らせん階段が素敵だ。各棟はこのように繋がって出来ている。そして、万が一の為の、水や食料も備蓄されている。籠城戦はお手のもの(戦国時代じゃないから !!)。
電波塔?らしきものも建てられている。恐るべし要塞団地。
墨田区堤通(都営白鬚東アパート)の北側を進み橋を越えると足立区千住曙町に入る。
鐘淵門・・・お洒落である。近くには東武伊勢崎線の鐘ヶ淵駅がある。ちなみにカネボウの社名の由来は墨田区鐘ヶ淵(現在の墨田区墨田)で創業した紡績会社であることから、鐘ヶ淵紡績➡鐘紡➡カネボウに、なったとの事。
やっぱり、何かの基地にしか見えない・・・・。
団地のない、堤通一丁目は、のどかな雰囲気が、漂っている。
しかし、墨田区は本当にレトロな建築物が多いなぁ・・・・と、感じてしまう。これも堤通一丁目写真。
堤通一丁目と堤通二丁目の間を通る、明治通りを西側に移動し、白鬚橋を越えると台東区橋場、清川、日本堤と山谷方向に行く事が出来る。
都営白鬚東アパートは、何度行っても、楽しめる要塞基地⁉なのだ😊。