ヒメコウゾの実

ヒメコウゾの実。

食べることのできる実です。

クワの仲間なのでクワの実に

似ているけれど

毛が生えていて

少しねばりのある食感。

このヒメコウゾとカバノキを

掛け合わせた栽培種のコウゾは

和紙の原料です。

日本は国土の３分の２が

森林なので

日本人は樹の民というか

昔から樹々を上手に

利用して暮らしてきました。

この樹はこんな特長があるから

こういうことに使おうと

さまざまに使い分けをして。

経済性が最優先にされている今は

使わない関わらない樹たちは

ひとくくりに「雑木」とされて

食べられたり薬効のある野草たちも

だだ「雑草」と呼ばれる。

これはとても雑で残念なことで

色とりどりに豊かな世界に

フタをして閉ざしてしまうようで

とてももったいない。

ちなみにこのヒメコウゾの樹皮からは

美白エキスもとれる。

実を食べても肌が白くなるか

誰か試してみませんか。