池上花暦 7月26日 ノリウツギ・糊空木
2020/7/26(日)
久しぶりの池上散歩になりました。
雨に濡れながらの散歩でしたので、本門寺基本コースを歩きました。
養源寺で風鈴の音を聞いて、照栄院、総門、此経難持坂、紅葉坂、弁天池、小道をジグザグ、養源寺に戻ってきました。
紅葉坂で白い花を撮っていたら、超望遠レンズの付いたカメラを持った男性が、「撮れた?」と聞くので、キョトンとしていたら、「ツミ」が撮れたよ・・と画像を見せてくれました。
高い木の上にいるらしいです・・が、私のデジカメでは無理かなあと思います。
本日の散歩で何度か出会ったのが、ノリウツギでした。
照栄院の庭にたくさん咲いていました。
昔は、川だった路地にも咲いていましたが、通行禁止で傍まで行かれませんでした。
花に見えるのは、装飾花の顎片です。
見た目のように、アジサイ属で紫陽花の仲間です。
紫陽花の季節が終わり、7月になると開花がはじまります。
花の期間は長く、白からピンクへと変化していくそう。
寒くなるとピンク色に変化していくそうです。
夏と秋2回、楽しめる植物とありました。
秋に、ピンク色を確認に行く楽しみができました。
原種の分布は広く、北海道から九州まで山野に咲くそうですが、北海道や東北地方で特に多く、
寒冷地では、とても美しいピンク色に変化するとのこと。
葉の黄葉も美しいらしい。
アイヌ語では「サビタ」というそうで、北海道では「サビタの花」と呼ばれるそう。
漢字では、糊空木。
和紙をすく時に樹液を糊として使用されたこと、枝の中心がスポンジ状になっていることからつけられた名前。
いま、私たちが見ている多くは園芸種の「ミナヅキ」のようです。
枝はきゃしゃな感じで花が重たそうです。
秋のピンク色、楽しみにいたします。
里山の趣き残る池上寺町散歩
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