未経験の私でも演劇できるの?現役の社会人役者が「始め方」を解説

2020/6/5(金)

演劇を始めたいあなたへ

こんにちは。社会人役者のhiicoです。

演劇に興味あるけれど一歩踏み出せない方に対して「始め方」をお伝えしていきます。


まず、演劇に対してどのような印象をお持ちですか?


  • ・TV・映画で芝居は見るけれど、劇場に足を運ぶには勇気がいる
  • ・自分が演劇出来るなんて考えたことない
  • ・演劇をやってみたいけれどハードルが高いので諦めてしまった


上記は演劇をする前の「私の思いこみ」です。

私は子供の頃から演じるのが大好きで、アニメ主題歌を歌ったり踊ったり、小説を音読して1人芝居をするような子でした。

…にも関わらず、お芝居を開始するのに時間がかかりました。高校・大学で演劇部があったのに見学にも行かず、スルーして社会人になりました。


「好き避け」という言葉がありますが、自分が演劇するなんて恥ずかしいし、出来るわけないと蓋をしていたからです。周りの人に打ち明けたこともありません。

あ、一度だけ、就職活動中に劇団の新入部員オーディションをうけたことがあります。しかし、知識や経験がなかったため、全然アピールできませんでした。


デザイナーとして会社に就職

ちょっと勇気を出した行動はすぐにはじき返されたので、諦めて就職活動をしました。広告制作会社にグラフィックデザイナーとして採用されて嬉しかったですが、働いてみると長時間労働やサービス残業が続き、毎日虚しかったです。

なので生きがいを求めて、何か自分の身になる趣味を見つけようと思いました。華道、茶道、料理、着付け、彫刻……はじめはどの趣味を選べばいいか分からず、とにかく体験へ行ってました。


探し始めて3か月後、演劇にたどり着く

さて、ここからが本題です。私が小さいころからお芝居大好きなのに、たどり着くまでに遠回りしました。その理由は

習い事として演劇がメジャーじゃないから。

演劇が「趣味」として始められるのを知ったときは心底びっくりしました。演劇は芸能事務所や専門学校で習うものと思っていたし、大人の習い事検索サイトでは華道や茶道等メジャーな教室はヒットするのに演劇教室は出てきませんから。でも、探し方さえ知っていれば演劇はあなたを受け入れてくれます!プロもアマチュアも関係ありません。安心して演劇の世界に飛び込んでほしいです。


演劇教室の探し方

舞台・映像どちらでも大丈夫です。まずは基礎を学べる場所を探しましょう。初心者・未経験OKと記載しているものを選ぶと安心です。


①Googleで検索する

検索キーワードは「演劇 習い事」「地名 演劇 ワークショップ」「ミュージカル ワークショップ 初心者」等。劇団、演劇教室のワークショップ情報が出てくるのでWebサイトを覗いてみましょう。


②演劇のメディアサイトを活用する

私がよく使うサイトはこちら。カテゴリで「ワークショップ」を選択すると一覧で表示されます。

・【CoRich舞台芸術】 https://stage.corich.jp/

・【ストアカ】 https://www.street-academy.com/


③SNSを活用する

TwitterやFacebook、Instagramで「演劇 ワークショップ」と検索するとたくさん候補が出てきます。たとえ今、日程が合わなくても、フォローすることでリアルタイムに情報収集できるのでおすすめです。


料金について

初めての場所で演劇を習う場合は、単発レッスン(1回制)を受けることをお勧めします。気に入ったら通うので問題ありません。

料金はワークショップにより様々ですが、500円~3,000円くらいが目安です。

無料体験レッスンをしているところもあります。5,000円以上ですと経験者・上級コースの場合が多いです。


詐欺や悪い宗教に勧誘されないか心配

心配する方も多いのではないでしょうか?初めての体験に不信感はつきものです。

私は5年演劇をして嫌な経験はありませんが、ほんとたまに悪い噂を聞きます。

先生や生徒の雰囲気、口コミで判断するとよいでしょう。9割のワークショップは安全です。


コロナ自粛の今だからできること

2020年5月1日現在、全国の演劇カンパニーは公演中止・延期を余儀なくされています。もちろん演劇の習い事もできません。

ただし、対面は難しくてもオンラインならできます。実際、Zoomなど通話ツールを使ったオンラインワークショップが増えています。

これなら住む地域にかかわらず、受けたいレッスンを自由に受けられますね。必要なのはネット環境とカメラ付きPCかスマホ。


まずは気軽に申し込んでみるのはいかがでしょうか?


また、過去公演の映像をオンライン配信している団体が多くあります。

Youtube Live やウェビナーを使って生公演している団体もあります。

家にいながらにして劇場体験ができるのでおすすめですよ。


まとめ

今回、伝えたかったのは「演劇は何歳からでも気軽に始められる」ということ。

カラオケやジョギングと同じように、やってみたいと思ったらできることなのです。


私の役者仲間は、30歳~でも、50歳~でも、70歳~でも始めています。

演劇とは「人生を描くもの」。あなたが生きてきた経験はすべて価値のある財産になります。


趣味として演劇を始めてみませんか?


始めの一歩を踏み出すきっかけになったら幸いです。

hiicoの体験では今後も社会人×役者をテーマに発信していくので、

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