マニアック⁉過ぎる⁉くず餅を食べまくる(都内・川崎)⁉

2026/7/12(日)

先ずタイトルからである・・・・・。

なんたって、くず餅のコラム(ノート)だからである。

実は「くず餅」、関西と関東で違うのを皆さんご存知だろうか⁉

簡単に言うと、関西のくず餅「葛餅」は、マメ科の植物、クズの根から採れるデンプン(葛粉)を水と砂糖に火をかけ透明になるまで練り上げたものになっている。食感はプルプルで高級な和菓子として、奈良や京都を中心に親しまれている。

一方の関東のくず餅「久寿餅」は、小麦粉からグルテンを取り除いた後の浮き粉を発酵させ、白濁色の弾力のある食感が特徴の和菓子になっている。主に亀戸天神、川崎大師、池上本門寺参道の名物として広く知れ渡っていったものになっている。

実は私、大阪にも長く居た(10歳~22歳くらい迄かなぁ⁉)為、関西の葛餅を食べたことはあるが、よくは覚えてはいない。

で、今回は関東(都内 及び 都内周辺)のくず餅(久寿餅)について書いてみようかと・・・。

関東のくず餅の由来は、江戸後期の大師河原村(現川崎市川崎区)に住んでいた久兵衛という男が、発酵した小麦粉のでん粉を蒸して(たまたま)餅になったのを起源とする説が有力になっている。

久兵衛は何かを作ろうとしたのではなく、小屋に蓄えた小麦粉が雨に濡れてしまい、それを樽に放置して翌年になって見てみると、小麦が発酵しでん粉ができていたため、このでん粉を水洗いしてから蒸したところ、餅が完成したと言うのが関東のくず餅誕生話なのである。

その当時、日本が大飢饉に見舞われた天保年間(1831年~1845年)、久兵衛が思いがけなく創作した餅は、多くの人々を飢餓から救ったと伝えられていて、その後、江戸庶民の間で広まり大衆和菓子となっただけでなく、和菓子界における発酵食品の開祖にもなったと言われている。

今回、北区 岸町(王子)、台東区 浅草、江東区 亀戸、川崎市 川崎区 大師町、大田区 池上のくず餅を食べたが、どれも老舗有名店だけあって、とても美味しかったのだが、お店によっては餅の食感が違っていたり、きな粉の細かさ、黒蜜の甘さやコクも様々で、なかなか楽しい くず餅 食べ歩きだったのである。

ただ、一つ共通して言えるのは、神社仏閣で有名な場所(王子神社 及び 飛鳥山、浅草寺、亀戸天神、川崎大師、池上本門寺)にくず餅の老舗が多く、そのエリアの名物として多くの人々に親しまれてきたのだと、思ったのである。

くず餅が好きな人は是非、色んなお店に行ってみては如何でしょうか⁉

明治20年創業の王子石鍋商店、完全無添加の久寿餅。黒蜜が香ばしく餅にとても合う。保存は2日間。北区 岸町(王子駅近く)。

明治35年創業の舟和。芋ようかんが有名でその他、和菓子も色々。久寿もちも美味い。宇治抹茶と共に・・・。台東区 浅草。

創業江戸文化二年(1805年)の船橋屋。元祖くず餅とも・・・。亀戸天神の参道で人気を集め、亀戸餅とも呼ばれていたとか。餅はぷるんとした食感。江東区 亀戸(亀戸天神すぐ)。

大正6年創業の川崎大師山門前 住吉。納屋に蓄えていた小麦粉が発酵し生まれたと言われている久寿餅。川崎大師名物として有名である。癖がなく食べやすい。川崎市 川崎区 大師町。

創業元禄年間(1688~1704年⁉)と言われている池上 池田屋。池上本門寺参道に店を構え300年以上の長きにわたり伝統の味を受け継いでいる老舗の久寿餅店。イートインで久寿餅を頼むとなんと黒蜜が掛け放題に・・・。独自製法(保存料などは使用せず)により保存期間はなんと6日間。大田区 池上(池上本門寺近く)。

宝暦2年(1752年)創業の池上 浅野屋本舗。素材にこだわったモチモチ感が楽しめる くずもち。まめかん や あんみつも有名。池上本門寺周辺は老舗の久寿餅屋が軒を連ねている。大田区 池上(池上本門寺近く)。

1846年江戸時代末期に創業した天野屋。神田明神 すぐ。甘酒が有名だが店内で飲食する時にくず餅も提供している。甘酒を頼むとお口直しにたくあんがついてくるのも特徴の一つ。この写真はくず餅と冷たい甘酒のセット。甘酒同様くず餅のお持ち帰り販売もやっている。千代田区 外神田(神田明神すぐ)。

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