佐賀鍋島侯爵家が開いた松濤の今
2026/6/30(火)
スクランブル交差点の人混みが有名な渋谷ですが、そこから5分歩くと閑静な高級住宅地になります。そこでは建物の高さが3階までという規制が守られていることに加え、敷地の分割にも制約があるようで、乱開発が防がれています。
松濤は明治維新の折に、佐賀藩の鍋島家が所有することになり、殖産のための茶畑として開発されましたが、その後宅地として分譲され、現在に至っています。住宅地としては100年以上の歴史がありますが、空襲もあり、鍋島侯爵の邸宅も焼失しました。
その後、建物は変わっても、住宅地としての道路はそのまま残っています。しかし、現在、中心にある松濤中学校をはじめとして、旧都知事公邸、邸宅レストラン「シェ松尾」や数多くの住宅が解体され、一部で新築工事も始まっているところです。東急本店跡に建設中のShibuya Upper West Projectの完成が予定されている2029年7月以降を目途に水面下で動いているのでしょうか。外国人の邸宅になることを明示している物件もあります。
ちなみに、Shibuya Upper West Project とは、Bunkamuraにつながるる形で、地上34階、地下4階に高級レジデンス、ホテル、そして美術館やショッピングエリアを構成することになっており、インバウンド客を引き付けそうです。
完成まであと3年ですが、他にもインバウンド客を想定するホテルの工事も周囲ではじまっており、松濤もグローバル化の波を受けることになるのでしょう。
そんな松濤地区をご案内する街歩きを今秋にはスタートします。