ロシア春の食卓〜ウズベキスタンのお母さんと〜
2026/3/5(木)
ロシアの春は、コントラストに富んだ季節です。 厳格な大断食は歓喜に満ちた復活祭へと変わり、静寂は喜びに、そして長く厳しい寒さは待ち望んだ暖かさへと変わります。空気さえも特別に感じられるこの季節は、新たな命の息吹を約束してくれる、清らかで希望に満ちた時なのです。
2026年、大断食の歩み:その始まりから復活祭まで
2026年の正教会における大断食は、2月23日から4月11日までの48日間です。この期間は、魂と体を輝かしい復活祭へと備える神聖な時です。
この期間に、何を食べ、何を控えるべきでしょうか?
謹んで控えるもの: 肉、鶏肉、魚、卵、乳製品、そしてアルコール(週末に少量のワインが許される場合を除く)。
食卓の基本となるもの: 野菜、果物、穀物、豆類、キノコ、ナッツ、蜂蜜、そして植物油。
大断食とは、単なる食事制限ではありません。それは祈りと謙虚さを持って自らを見つめ直す、大切な時です。病人、旅にある方、小さな子供たち、そして新しい命を宿す母にとっては、霊的な指導の下でその務めが緩和されることもあります。大切なのは、無理なく、真心を持って歩むことなのです。
🥚 復活祭 – 4月12日: 食卓に並べるもの
2026年の復活祭(光輝くキリストの復活)は 4月12日 です。長い断食期間を終え、待ちに待ったごちそうをいただく日です。
祝祭の三つの主要料理
1. クリーチ (Кулич) 。レーズンや砂糖漬けの果物を入れた高いパンで、たっぷりの糖衣で覆われています。これは神の臨在と天の王国を象徴します。
2. パスハ (Творожная пасха) 。チーズ( творог )を四角錐台の形(聖墳墓の象徴)に固めた特別な料理。クリーム、バター、レーズンを加えて作ります。
3. イースターエッグ (Крашеные яйца) 。復活の奇跡の主要なシンボルです。伝統的な色は赤ですが、現在では様々な色合いや技法が用いられます。
これらのほかにも、断食中に禁じられていた肉料理や魚料理が食卓を飾ります。
🐦 3月21日: 春分に「ヒバリ」を焼く
2026年3月21日は土曜日です。民間暦では春分の日、教会暦では3月22日の「セバステの40人殉教者」を記念する日の前夜にあたります。古来ルーシでは、この日に断食用の生地でヒバリの形をしたパンを焼く習慣がありました。
伝統の由来
スラブ民間信仰: ヒバリは越冬地から最初に戻ってくる鳥です。彼らが翼に春を運んでくると信じられていました。暖かさを早く呼び寄せるために、主婦は生地で小鳥を形作り、子供たちはそれを持って通りを走り回り、春を呼ぶ歌を歌いました。
キリスト教的解釈: 3月22日、教会はセバステで信仰のために殉教した40人の兵士を追悼します。ヒバリの形は、神のもとへ飛び去る殉教者たちの魂を象徴し、断食が終わりに近づき復活祭がもうすぐ来ることを思い起こさせます。
どのように行われたか?
焼き上がった小鳥を使っていくつかの習わしが行われました。窓辺に置いたり、家畜に与えたり、子供たちは棒の先に刺して空に掲げ、春を呼ぶ歌を歌いました。
「ヒバリよ、飛んで来い、赤い春を連れて来い! 冬は飽きた、全部のパンを食べ尽くした!」
時には、生地の中に小さな硬貨や指輪を入れて焼き、それが当たった人は一年中幸せになれるとされました。
ヒバリパン・クリーチ・イースターエッグを作る料理教室は3月15日(日)と4月26日(日)に開催します。
クリーチ・イースターエッグを作る料理教室は4月19日(日)に開催します。
料理とおしゃべり大好きなお母さんが待っています。