耕作放棄地だった梅畑

2026/2/12(木)


私たちがこの梅畑を管理することになった頃は、地主さんがご高齢のため、耕作放棄されてから数年が経っていました。

木が何本あるのかさえ見通せないくらいの藪で、梅畑に立ち入るのも困難でした。



また梅の木は、枝が暴れて絡み合っていて、実の収量よりも樹型を整えるための「整備」が最優先でした。



枝が混み合って垂れ下がっているので、除草剤を使わないための草刈りも、夫は中腰で刈り続けてくれました。

少しでも草刈りの負担を減らすためにも、夫が楽な体勢で作業できるような樹型の整備も必至でした。



そんなお世話をコツコツと繰り返して7年が経過しました。



木の根元には木漏れ日が入るようになり、日陰を好む植物(セリやドクダミなど)から、半日影や陽なたを好む植物(野蒜や蛇イチゴなど)に植生が変わりました。


藪の中に棲んでいた野生動物(雉や、イタチのような小動物など)も別の場所へ引越してくれました。



毎日眺める風景の一部として、梅畑はとてもスッキリと整い、こざっぱりとして目に心地好いです。



---------------------


私たちが梅畑を管理させていただくことを決心した理由は、2つあります。


1つ目は、梅の効能はとても素晴らしいのに、落ちるまま朽ちていくのは勿体なさすぎるから。


特に梅干しは、季節の大切な保存食づくりとして受け継ぎ、伝え広めていきたい知恵に満ちています。



まずは私たちが「美味しい」と「健康」のための梅しごとを実践することで、「畑からはじまる梅しごと」に携わる人が増えるといいなぁと願っています。


2つ目は、どんどん藪になっていく光景が、とても忍びなかったから。

人の手が入らなくなると、あっという間に草が伸び放題となり、木が蔓に覆われます。



藪になれば野生動物が棲んだりして、うちの畑の作物が食べられたりしました。

枯れ草が伸び放題では、これだけ乾燥が続く天候の中で、火災による延焼も心配です。



どんどん荒れていく様に心痛めながらも、ただでさえ体力も作業時間もギリギリだったので、夫とたくさん相談を重ねた後に、梅畑の管理を決心したのでした。


--------------


我が家の周辺でも、年々耕作放棄地が増えていて、深刻かつ危機感が募ります。

昨今の猛暑や雨不足などの天候下では、家庭菜園といえども本当に過酷です。人間も野菜たちも。


それでも、耕作放棄地として「厄介者扱い」するのではなく、豊かな「恵み」にしていくことができる農の知恵は素晴らしいと思うのです!


梅の効能をいただいて人が健康であり、

人の手入れがあるからこそ梅の木が健やかであるような、

まさに「身土不二」の在り方を、かつて耕作放棄地であった梅畑から教えられるような7年間の営みです。


---------------------


梅畑の管理が次のフェーズに入ったことから、これまでの経緯と過程を振り返ってみました。

連投にお付き合いくださってありがとうございます。


農的暮らしの一日体験教室では、どの内容の会も梅畑を歩いて観てまわる時間があります。

是非、その季節その季節の様子を一緒に見守って頂けましたら嬉しいです。



またお昼ご飯では、梅干しを食べていただけます。




また酸味が爽やかな梅シロップも、どうぞお楽しみに♪

梅の生命力がぎゅっと濃縮したような味をどうぞご賞味くださいね。



そろそろ梅の開花も間近です!


---------------------


\参加者募集中/



〈日程〉

アイニの「開催カレンダー」よりご確認をお願いします。


🌱2/24(火)はリクエスト開催により、平日の開催となります。週末にご参加が難しい方におすすめです。


ご参加を心よりお待ちしております🌱

この記事を書いたユーザー

不適切な内容を報告する