日本の刀が包丁に変わった!もうこれ以上包丁や砥石にお金をかけないで!編

2025/11/11(火)

ヨーロッパの方では本当に切れない包丁を使っている家庭が多い。

その理由はヨーロッパの包丁の素材が日本の和包丁と違うんです。

僕は料理の世界にいたけどもそこまで包丁にこだわっていませんでした。。

社長から頂いた包丁やそこにあった包丁を一生懸命研いで使っていたもの、たまに日本に帰国する際は料理道具で有名な東京の河童橋など行きそこで包丁なども揃えたりもしていました。

包丁はそんなものかと思っていたんですけども、今の包丁を使ってからまったく考えが変化!

それは全国を旅している時に出会った鍛冶屋さんから始まりました。


鍛冶屋さん教えてくれた「錆びる鋼」と「錆びない鋼」


錆びない鋼は特殊な製法で鋼を作っているのでそこの伝統的な鍛冶屋さんでも作ることができないとのこと。そこの鍛冶屋さんは一般の客は錆びない鋼を好むのでその鋼を取り寄せて包丁を作ったりもするそうだが個人的には好きではないようだ。

もちろん刀などの鋼は錆びる。。。

そしてそこの鍛冶屋さんが好む包丁も錆びるんです。。

僕は聞きました。。

「錆びる鋼と錆びない鋼は何が違うのか?」

錆びない鋼はステンレス加工の鋼で錆びないがすぐに切れなくなる。。その理由はステンレス加工の鋼は硬くなるので硬い鋼と硬いまな板(プラスチック)などで余計に刃がかけやすくなるというのです。

それとは逆に錆びる鋼は鋼が柔らかいので切れ味が長く持つ。。そして日本本来の気のまな板は柔らかいので刃にも優しいので刃がダメージないという。。


そうなのか?!驚いた。。。

ある意味錆びると言うのは酸化であって鉄分が関係してくるし昔の料理道具は包丁なども含めて錆びるものがほとんどだったので自然と鉄分が吸収できた。

今の現代人は鉄分不足と言われている

錆びても使えるのならばと思って試しに購入した。

そしたら衝撃だった。。。

切れ味はもちろん今までに味わったことのない切れ味。。

そして錆びると言っても表面が薄く茶色くなるだけでまったく違和感がない。

洗って包丁を拭き取れば錆びることもない。

洗って濡れたままにしておくとちょっと錆びるくらいのもの。。

全然個人的には気にならない。。。

そして言っていた通りにまったく切れ味が落ちない。。

毎日料理はするが2ヶ月、3ヶ月まったく研がない。。

切れ味にこだわる僕でさえこんな感じだ。

研ぐことがないから包丁も長持ち

僕はこの包丁と出会ってから5年になるがほとんど買った時と姿は変わっていない。。研がないから!

きっと30年は持つだろう。。っと最初は思っていたけども、いや100年。。孫の代まで一生ものだろう。。

本来の和のものって周りを見たらそんなものばかりなんです。でも多くが消えかかっているし、知られていないものばかり。。

完全に彼の虜になった。

彼の包丁を全国民にお勧めしたいけども残念ながらネット販売もしていないし包丁メインでやっている鍛冶屋ではないので包丁などは年間100本も作らないほど数が少ない。

それ以外の注文も多くて彼自身もものすごい天然キャラの気分屋さんなので彼の包丁を全国民に渡ることはきっとないことでしょう。。

でも伝えられるのは彼以外でも鍛冶屋さんはたくさんいるしポイントは錆びる鋼を使うということ。

もし包丁を手作業で作っている鍛冶屋さんを見つけたらこの錆びる鋼の包丁を購入して試してもらいたい。

包丁の値段は本当に高くない。。

僕が彼から買う料理包丁の値段は8年前で6000円ほどで現在は8000円ほどに値上がりしてました。それでも一生使えるとなると本当に安すぎるもの。これから包丁に研ぐ時間も無くなるのを考えるとお得すぎます。。

もうほぼ一生使える最高級の包丁でこの値段はタダみたいなものだろう。

日本の多くの人は包丁を何回も買い替えたりしていることでしょう。

僕もそうだったのですから。。

包丁は小さい包丁から料理包丁まで1万円を超えるものがあったりするけどもそんな必要はもうまったくなくなりました。。

いろいろ包丁を買い替えている人には知ってもらいたい。。

これ以上包丁にお金を使う必要はないし考える必要もない。。


どれがいい包丁かな?これアマゾンで人気があるみたい!

そんなのは忘れていいんです。

錆びる鋼の包丁も使ったらその鋼から水分を拭き取る。そ

扱いも簡単だし周りから見ても鋼が錆びているのはそこまで目立たない。


錆びる鋼の包丁を一つ! そして砥石も一つ!

錆びる包丁というネーミングもいけないんでしょう。。

これが本当の伝統的な和の刃物なのだ。

刀が包丁になったと考えたらいい。

刀包丁!これがいいだろう!!

もう包丁を買い換える必要もないし、包丁研ぎの講習会や研ぐこともほぼ必要なくなります。

砥石も何でもよくて、その錆びる包丁は研ぐのも非常に楽なものですから。。

日本最高級の天然砥石の砥取家(ととりや)さんの砥石も持っているけども、この錆びる鋼の包丁は砥石にもこだわる必要はなくなります

1分もかからずに終わる。錆びた部分を砥石で綺麗にしようと言うくらいの気持ちで信じられないくらいまた恐ろしい切れ味に戻ります。

これがあのステンレス鋼だとそうはいかない。。

料理人の仕事をしていながら本当にどうして知らなかったんだろう。。

僕も周りの料理人で錆びた鋼を使っている人は一人もいなかった。


つまり料理人も知らない世界。。

さすが刀だ。。。昔の刀と同じ素材の日本の本当の鋼!

僕が感じた日本のいいものをより多くの人に知ってもらえたらいいと思います。

そして同じ感動を味わってもらえたらとても嬉しいです。


少しでも役に立ってもらえたら嬉しいです。


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