造られし偽りの昭和レトロが本物を凌駕する日2(小金井市 桜町・関野町)
2025/11/7(金)
前回のコラム(ノート)で、造られた、偽りの昭和レトロでも侮れないものがあると言う事を挙げたが、今回も場所は変われど(前回は港区台場)そんな内容の事を書いてみようかと・・・・・・・。
東京都 小金井市にある小金井公園(詳しくは小金井市・小平市・西東京市・武蔵野市にまたがる)内にある「江戸東京たてもの園」についてである。
この「江戸東京たてもの園」は、現地保存が不可能な文化的価値が高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承することを目指すために出来た野外博物館で、1991年に一度閉館した「武蔵野郷土館」をリニューアル 及び 拡大し名を変え、1993年に再度開館した。
「江戸東京たてもの園」は、建築年代や建物が利用された用途に合わせて室内の展示も行われており、その当時の生活文化がリアルに再現されていて、そのまま現地から持ってきた建物もあれば、上手く復元された建物も存在する。
特に圧巻なのは、東ゾーン(他にも西ゾーンとセンターゾーンがある)の建物で、みんな大好き⁉銅板木造建築物のオンパレードが続く。
昭和初期建築された、都内でも千代田区・文京区・台東区・中央区などに実際存在していた建物が多く復元されていて、古き良き下町の雰囲気がぎっしり詰まっている。
又、建物内に入る事も出来、昔のビール瓶、金物、醤油樽などを見ることが出来る。
極めつけは、足立区千住元町にかつて存在した大きな銭湯も復元されていて、内部にはレトロな広告ポスターや脱衣籠、体重計なども見ることが出来る。
実は、宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」の作画には、たてもの園の銭湯や下町の商家建築のデザインが参考にされたと言われていて、この縁で2002年には園内で「千と千尋の神隠し展」と映画「千と千尋の神隠し」の野外上映会がとり行われている。
そんな事もあってか、ジブリの聖地とも言われている。
昭和レトロ好きな者にとっては、チェックするべき場所ではないか⁉そう思う今日この頃である。
==おわり===
江戸東京たてもの園は、現地保存が不可能な文化的価値が高い歴史的建造物を移築し、復元・保存・展示するとともに、貴重な文化遺産として次代に継承することを目指すために出来た野外博物館である。かなりリアルな設計になっていて見ごたえ十分である。この写真は高橋是清邸。
上野消防署(旧下谷消防署)望楼上部。1970年まで使用されていたもの。
都電7500形。渋谷~新橋~神田須田町まで走っていた車輛。
万世橋交番。レンガ造りの為、移築の際はトレーラーで丸ごと運んだとの事。
超絶レトロの極み。
花市生花店。神田淡路町にあったものらしい。1927年に建てられた。
植村邸。建物の前面を銅板で覆った珍しい建物。中央区新富にあったもの。
荒物屋の内部。ヤカンやタライは落ちてきません。
レトロなビール瓶。
一周回ってお洒落です。
これでうどんの汁作ったら絶対美味いやろうなぁ・・・。
古(いにしえ)の缶詰。
足立区千住元町にあった銭湯「子宝湯」。1929年に建てられたとの事。
銭湯の絵には富士山が似合う。
THE昭和です。
休憩所には武蔵野うどんが食べられる食堂が・・・。武蔵野うどんは味もしっかりしていて、麺にこしがありとても美味しくいただきました😊。
私の感想/5段階
興奮度・・・・ ★★★★★
やみつき度・・ ★★★★★
満足度 ・・・・★★★★★
「江戸東京たてもの園」がある⁉ 東京都 小金井市 桜町・関野町 は こんな町です的な動画➡https://youtu.be/R3z8IROfWoc