大規模再開発が行われた町の今⁉(新宿区 富久町)

2025/10/22(水)

新宿区富久町・・・・。


新宿区の地理的ほぼ中央部に位置する町で、東京メトロ丸ノ内線の新宿御苑駅、都営大江戸線の若松河田駅、都営新宿線の曙橋駅が最寄り駅になる。


かつての富久町と言えば、隣町の河田町にあった某テレビ局(フ〇テレビ)が移転する前のバブリー⁉な時代には、地上げが行われて多くの家屋が立ち退き、バブル崩壊後は虫食い状態になっていたと言われている。


その後は、若い世代が多く転出していった事により、町の少子高齢化が進み、商店の売り上げも激減する等、地区内のコミュニティは崩壊の危機に見舞われ、また、不審火や泥棒、ホームレスの空き家侵入等、防犯、防災上の問題が地区内の深刻な課題となって取り残されてしまったとの事。


そこで、都市基盤整備公団(現:都市再生機構)が虫食い地の買い取りを始め、更には住民が「市街地再開発事業を進めていくこと」、「高層マンションとペントハウスの複合型開発をすること」の2点を重視し、国などの協力もあり、再開発が取り進められた。


2002年には超高層マンションの「ローレルコート新宿タワー」が、2015年には山手線内では最高層クラスとなる高さ約190m、55階建ての「富久クロス コンフォートタワー」が建てられ、再開発後の富久町は町の雰囲気もがらりと変わったのである。


私の記憶では、富久クロスが出来る前は、かなりレトロな建物も残っていて、新宿区の地理的中心部とは思えない、昭和な町並みが多くみられた場所だったが、現在は超高級住宅街(元々 高級住宅街ですが)の洗練された町並みになっている。


現在も再開発が執り行われていて、古い建物が取り壊されている。


そんな、富久町でまだ昭和レトロなものや建物は残っているのかと思い、今回、久々に足を運んでみた訳であるが・・・・。


富久クロス周辺は、今も再開発真っただ中で、更地になっている場所が多く見受けられるが、近くにある「都営市ヶ谷富久町アパート」は今も健在で、素敵な外観をした昭和感たっぷりの団地仕様になっている。


その向かいのパン・お菓子のお店(私が行ったときは閉まっていましたが・・・もうやっていないのかも⁉)も外観がレトロで、看板もキリンレモンやコカ・コーラの文字が昔のままなのである。


おそらく、このあたり一帯は生まれ変わってしまうのかと思うと、時代を感じてしまうのは、私だけなのかなぁと・・・・物思いにふけるのであって・・・・・(俺は詩人か⁉偽物だけどね😊)。


哀愁漂う、昭和の町「久富町」の終焉はもうすぐです。


新宿区富久町。2000年代初期以降、再開発によって大きく町並みが変わった町の代表である。

今も再開発が続いている。

木造建築が見れなくなるのは、あとわずか・・・なのか⁉

素敵な建物。

町のパン・お菓子屋さん。

看板も、外観もレトロ。

この看板は新しい⁉かな⁉

都営市ヶ谷富久町アパート。正面中央に階段が・・・。

素敵な外観です。

傘の群れ。ビニール傘の群れである。


私の感想/5段階

興奮度・・・・ ★★★★★

やみつき度・・ ★★★★★

満足度 ・・・・★★★★★


2000年初期以降の大規模再開発⁉そして今も継続中⁉どんどんレトロが消える町⁉ 新宿区 富久町 はこんな場所です 的な動画➡https://youtu.be/vK49HhMHEzc


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