ルイジ・ギッリ「終わらない風景」展へ
2025/7/30(水)
須賀敦子輪読会では、河出文庫の全集を基本に読みすすめています。
文庫本の表紙になっているのは、ジョルジュ・モランディのアトリエ。
絵画と思っていた表紙絵が、イタリアの写真家、ルイジ・ギッリが撮影した
モランディのアトリエの写真だったようなのです。
ルイジ・ギッリは、イタリアのレッジョエミリア県の生まれ。
1943~1992年、49歳でなくなりました。
その後年に、ジョルジュ・モランディのアトリエを撮った作品がありました。
その作品が、須賀敦子全集の表紙絵になったようなのです。
落ち着いた佇まいの表紙絵にひかれて、毎週、本を開いていました。
ルイジ・ギッリの個展が東京都写真美術館で開催されると知り、
その日を待ちわびていました。
昨日、恵比須へ出かけて、作品を鑑賞してきました。
私も、めるさんも、「絵」と思い込んでいた作品。
静かにゆっくりと感動する作品ばかりでした。
モランディのアトリエの作品を見つけると
あ、これこれ、これねえーと感慨深いものがありました。
写真が、しかもプリントする写真が好きな私には
どうやって、この色を出すのだろう・・と
知りたいがいっぱいでした。
個展は、はじまって20日なのに、図録は売切れていました。
断捨離中の私は、悩みましたが、ここは我慢。
会期は9月28日までなので
あと、2,3回は通おうと思いました。
そして、2回目でも、やっぱり、ほしいと思ったら
図録を買いましょう。
絵画のような写真がとてもいいです。
色の深さも穏やかさも、私の写真好きにも何かを与えてくれそうです。
読書会から広がる世界が、また、いとおしい。
恵比須にある東京都写真美術館にて
「ルイジ・ギッリ 終わらない風景」開催中です。
輪読会も継続中です。ぜひぜひ、いらしてください。