「手ごたえ」を欲しがる

2025/2/26(水)

3月の「骨から整えるからだのレッスン」は、3月9日(日)と21日(金)の13−17時 奈良市内(JR奈良駅、近鉄奈良駅最寄り)


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今月のテーマ

○「手ごたえ」とは何か?

やったらかには、手ごたえが欲しい!


からだにおける手ごたえは、筋肉を感じる(気持ちいい、痛い、効く)ことのように思います。筋肉を使って骨、関節を動かすことはできますが、そうすると筋肉はいつまで経っても緩まないようです。

「エイや!」と、力を入れて筋肉を使ってしまうと、手ごたえ抜群なのですが、筋肉を働かせ続けさせてしまうため、一向に休むことができず、かたってしまうというようなことです。


骨から(と便宜上使いますが、起点は関節です)動かそうとすることで、はじめて筋肉が緩んでくるようです。関節の動きに合わせて、筋肉のコリのようなものが緩みほぐれ、滞りが解消されていきます。そして関節の動き(可動域)が、大きくなり自在に動くからだが手に入るのです。

骨主導での動きにより、筋肉は作用してきます。動きに必要な筋肉として育ちはじめます。そんなイメージを持っていただけると良いかもしれません。


そもそも「手ごたえ」って何なのか考えてみましたところ、これは欲みたいなものなのかもしれないと思っています。

やったからにはその成果が欲しい。報酬欲求みたいなものでしょうか。筋肉を使う=しんどい。大変だ。がんばった。

だから、「手ごたえ」という報酬が欲しい。ただこれは、その場限りのように思えてくるのです。まるでドーパミンのように。

それに筋肉は正直で、トレーニングしなければ落ちていきます。ゆえ「筋肉は裏切る」のではないかと疑っています。


骨から動かすからだの使い方は、一度からだで覚えると、日常動作によって、なんらかで無理をしたり緊張した筋肉が、緩みほぐれ、動作を妨げないように筋肉がサポートしてくれる。そんなイメージです。

ただし「手ごたえ」はありませんが、緩みほぐれ、動きが改善されるようです。この成果こそ、報酬といってもよいのではないかと思っています。


ちなみに「骨から」と便宜上使っていますが、その動きの起点は関節になります。関節を「滑らせる」※ように動かすことで、筋肉が緩む感覚をお持ち帰りいただきます。最近は、四十肩五十肩、肩こり首こり、目の疲れなどお持ちの方が多く、変化を実感いただいています。


・上がらなかった腕が上がるようになった

・腕の痺れが取れた

・二の腕が痩せた

・肩こりがラクになった

・目が疲れにくくなった

・首がまわるようになった


3月は、 上半身の「肩甲骨」をメインに、下半身の「股関節」も連動するので扱っていきたいと思います。


そして3月のもう一つのテーマ

○「からだことば」


からだことばというのは、身体部位を使った表現です。地に足がつく、目は口ほどにものをいう。手づくり、手ほどき、手順、手はず、手をかける....... など.

私たちのからだど心をつなぐ役目をするからだことばが、痩せていく実態についてお伝えしたいと思っています。

※「さんずい」編に「骨」=「滑」る

関節はバナナの皮より「滑る」のコラム

以前投稿しましたが、また後日投稿しようと思います。



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