母との葛藤

今は実家で、母と向き合う日々。

今回は、母のことについて書きます。

私の母は、愛媛県の今治（いまばり）市に生まれました。

瀬戸内海沿いで、しまなみ海道やタオル、造船の街です。

祖父は戦時中、天皇を衛る近衛兵（このえへい）として、皇居にいました。

戦後は手先の器用さを生かして、愛媛で建具屋に。

祖母は人当たりが良く、職人の祖父を支えていました。

そんな祖父母の間に、母は三姉妹の次女として育ちます。

占い的に見ると、母はものすごくエネルギーが強いです。

しかし、自分を抑える力も強い。

それは強いブレーキとアクセルを、同時に踏んでいるようなもの。

そして、そのブレーキは、厳しい祖父のからのもの。

家族唯一の男性で、職人の祖父は、家の中では絶対。

母は祖父に逆らえず、生きてきました。

自分のことより、祖父の意向に沿って過ごしてきたのです。

幼少期から相当我慢をし、それは父との結婚後も続きます。

私の父は某製薬会社の営業部長をしていて、社交的で要領の良いタイプ。

母は生真面目で、我慢強く、不器用。

母は祖父譲りの細かさや、自分のやり方で、家族を管理しようとしてきました。

私は父と同じ奔放なタイプなので、昔はよく母と衝突しましたね。

以前は、母の言葉に反発していました。

しかし、今は「母はこういう人だから」と理解できます。

いちいち反応しなくなったんですね。

母も私も違う人間。

親子だからって、同じように生きなくっていい。

みんな自分の正義を通したいけど、正義ってエゴだったりもするんで。

これも、占いで母と自分を理解したからこそ、言えるねんけどね。

しかも私の性質は、母からの影響がとても強い。

だから、母との関係を見直すのに、めーっちゃ時間がかかりました。

今は母と暮らしながら、互いの違いについて感じ、認め合う日々です。

私は長年、親子関係で悩んできました。

母もそれは同じでした。

だから私の鑑定は、その方の家族環境からお話することが多いです。

それほど、親や家族との関係って、大切なので。

自分らしく過ごすには、自分を知ることが必要です。

私と話すことで、新たな自分に気づいてもらえたら嬉しいです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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