畑とつながる台所と食卓〈たくあん&切干大根|前編&後編〉

2024/2/7(水)


12/2〈前編〉の日は、畑で大根を収穫して、洗い、干す。



事前に乾燥具合のタイミング合うように、私たちが干しておいた大根でたくあん樽に漬ける。



切り離した大根葉を大根干葉に干す。

切干大根を切って、干す。

まさに大根の恵みを余すところなくいただくために、ひたすら手を動かしました。


畑ではたくあんに適した大根の品種や種まきの時期などにも話題が広がりました。

また自分で収穫するからこそ感じられることがあり、

食べるものは全て命なのだという、その後の工程につながる大切な「視点」になりました。


1/21〈後編〉の日は、たくあん樽の開封と味見。



お持ち帰り分を取り分けながら、たくあんの美味しさが続く保管の仕方や、アレンジの食べ方などお伝えしました。


開封したての味と、(我が家の自宅用で)先に開封して発酵が進んだ味との比較もとても興味深かったです。

また前編の日に干した大根干葉と切干大根のお持ち帰り分を取り分け。

大根干葉の使い方の実践例として手湯を体験。


寒さが極まるこの時期に、大根干葉などで温活に生かすことができるなんて、本当に自然界はよく準備してくれているのだなぁと実感できました。


お昼ご飯は大根づくし。



食卓を囲みながらレシピやアレンジバージョンについても話題が尽きず、

また日本や世界各地の発酵食についても興味深い話題が盛りだくさんでした。

地味だけど、でもこんなたくあんを「美味しいね〜♪」と笑顔で味わえるって、本当に幸せです!


モノが溢れて、ポチッとすればお金で簡単に、気軽に、あっという間に買える現代です。

それでも畑とつながる暮らしの中で、どうして毎年たくあんなどの漬物を漬けるのか?

昔ながらの知恵でありながら、現代を生きる私たちにとっての必要と美味しさがあるように思うのです。


大根を収穫するところから始まったたくあん。

全員で一緒にパリパリと味わうあのひとときは、美味しくて、とても豊かな時間でした。

たっぷりお持ち帰りいただいたたくあんを、今はそれぞれの日常の中で味わってくださってることでしょう!

美味しく食べて、益々お健やかでありますように。

一緒に漬けたたくあんをそれぞれで食べる食卓で、大根のある畑のあの日の光景が思い浮かびますように。


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