おまもりとハンコとコイン展

先月の話になりますが、私紋スクエアで私紋を作っていただいた参加者数名と古代オリエント博物館にて開催されていた『おまもりとハンコとコイン展』へ行ってきました。

この展示会、当初の予定では2020年に開催するはずだったそうですが、それがコロナの影響で開催中止になり、今回の開催に至ったとか。

その時、学芸員の方が博物館に所蔵してあるハンコやコインをよくよく観察してみると、「なんて小さなものの中に、その時代を生きた人々の生活の様子、宗教、思想、経済、政治が詰まっているんだ！」と改めて気づかされたそうです。

思い返せばコロナ禍、時は止まったかのように感じましたよね。現在は元通りの生活に戻ったわけですが、あの数年の記憶はあるようでないような、うっすら霧に包まれた状態。そんな時期に、数千年前に作製されたハンコやコインをまじまじと観察すれば、数千年前の出来事でさえも、つい最近の出来事のように感じたのではないかと察します。

ハンコもコインも、一点一点は小さいけれど、時空を超えた大メディア。

私紋もいつの日か遠い未来で発見された時は、紀元前に作製されたハンコと変わることなく、この時代を伝えるメディアとしての役割を果たせたら幸いです。

私紋スクエアでは自分のしるしを作るワークショップを開催しています。

自分の想いをカタチにしたら、デザイナーがイラストレーターでデザインを整えてデータとしてお渡ししています。

アートやデザイン経験がなくても、しるしに入れる要素を何にするか。それを自分自身で発見することが目的なので、描く技術は問われません！

作業工程の詳しい説明はこちらのノートをご覧ください。

今週末は親子で参加できるワークショップを開催します。

年賀状にクリスマスカードに、自分のしるしをポンっと押して賑やかな12月をお迎えください！