農と暮らし舎の藍の生葉染め「大切にしたいこと」
2023/7/28(金)
染める中で大切にしたいのは
①染液をつくるところから
藍の葉っぱに触れ、眼で、素手で、香りを嗅いで、染める液をご自身で作るところから始めます。
藍との静かな対話のような「過程」を大切にしています🌱
②染める楽しさ、喜びが続きます
ご参加いただく当日はもちろん、翌日からむしろより深まるのは、
染めた布を毎日の暮らしの中で【使う】ことでしょう♪
染める素材は「綿」「麻」
「絹」や「毛」は染められるけれど、夏の暑い時期に使うには気兼ねしてしまいます。
毎日使うお気に入りにして欲しいから、どんどん使って、繰り返し洗濯しても大丈夫な素材を染めることを大切にしています🌱
③染めるものはお持ち込みください
毎日使いたいものは人それぞれ。
初めて藍の生葉染めをする方にも安心していただけるよう、事前に染めるもののご相談のやりとりを丁寧にさせていただきます!
半袖のTシャツ3枚分くらいを目安に。
(我が家でオススメの染めるものを、現地で購入することもできます)
染める時は1人にひとつ専用の容器で染めることができます。
④「藍染め」ではなく「藍の生葉染め」
藍染めというと、あの紺色に近い藍色を連想します。
「ジャパンブルー」と評されるくらい、日本人にとって藍色は誰もがイメージできる色。
だから「藍の生葉染め」の水色は、藍染めの未熟な色と誤解されやすいです。
あの水色は、むしろ夏の限られた時期しか染められない、藍の美しい生命力の現れ✨
だからこそ私達は「藍の生葉染め」と正確に表しています!
⑤畑とつながる
染める会場は藍畑の隣りです。
「畑とつながる」というのは具体的に
藍を「観る」(育つ「過程」を含む)
藍を「いただく」
藍を「還す」
この3つの工程を体感すること。
藍は、単なる染料にとどまらず、畑の土が育んだ「命」であることを、頭ではなく、五感で感じることができるでしょう。
藍は農薬・肥料・除草剤を使わずに、人の手で循環の仕組みを巡らせる方法で育ってきました。
染めた後の葉っぱや茎も、また畑の土に還します。
人の営みや楽しみが、循環の巡りの一部分となることを大切にしています!