須賀敦子訳「ある家族の会話」を読んでいます
2023/3/22(水)
須賀敦子の「ミラノ霧の風景」「コルシア書店の仲間たち」
「旅のあいまに」「ヴェネツイアの宿」「トリエステの坂道」を一年にわたり読みすすめてきました。
71回目の読書会を終了したところです。
2023年2月から、ナタリア・ギンズブルグ著、須賀敦子訳「ある家族の会話」を読んでいます。
全300ページの半分まで読んできました。
夫のペッピーノから、イタリア語のその本を渡されたのが1963年、須賀敦子33歳の時でした。
須賀敦子は、一気に読了し、日本語に翻訳したいと願うのです。
17年後の1985年、白水社より翻訳した「ある家族の会話」を刊行します。
その初版本の一部は、オリベッティ社の年末パーティの贈り物として函入りでつくられます。
(私は、この初版本がほしい・・)
須賀敦子、ナタリア・ギンズブルグとオリベッティ社には深―い繋がりがあるのです。
「ある家族の会話」には、イタリアの歴史がいっぱい詰まっています。
もっともっと、お知らせしたい物語です。
お楽しみに~