"コケってなあに?顕微鏡で美しいコケの世界を見てみよう”第11回開催

2023/1/2(月)

皆様、新年あけましておめでとうございます。


昨年2月からスタートした私のaini体験会に来てくださった皆様にお礼申し上げます。

今年もいろいろと楽しい企画を考えていますので、どうぞお付き合いください。


2022年最後の体験会はコケ観察会でした。

同じ千葉県にお住いのNさん(男性一人)にご参加いただきました。


いつものように市川市役所の前で待ち合わせ。

最初にヒナノハイゴケを観察するのですが、今の時期は蒴が出て色がやっとついてきたところぐらいです。

ルーペの使い方を説明しますが、低い位置になるので観察は難しい。

そこで少しだけ採って高い位置で見ることにしました。


”コケはジメジメした暗いところにある”というイメージをお持ちだったNさん。

道すがらいろいろとお話をするうちに、だんだんとコケのことを知っていただけたかと思います。


家に行く途中の駐車場の脇には、ゼニゴケの雌株がたくさん生えています。

雌株には胞子がたくさんついているので、少し持ち帰ります。


この時期、雄株は少ししか見当たらず、やっと少しだけ見つけることができました。(写真左上)

ゼニゴケは胞子で増える他に、むかご(無性芽)で増えます。

カップのような入れ物の中に無性芽の粒粒がたくさん見えます。


道端にある蘚類とタイ類の違いなどを観察しながら、まずは実態顕微鏡でゼニゴケの姿を観察します。

実体顕微鏡と生物顕微鏡の違い、ピンとの合わせ方などをお伝えします。


ゼニゴケの胞子をプレパラートにセットし、生物顕微鏡で観察します。

普段、目では見ることが困難な胞子と弾糸、それに葉を倍率を高くしながら観察します。


両眼の顕微鏡は、片目ずつピントを合わせます。

目の位置も人により異なるので、目の幅に合わせて調整します。


ミクロの世界を覗くと、大人も真剣(^^)


スマホで顕微鏡写真にも挑戦されていました!


2022年2月から始めたコケの顕微鏡観察。11か月間で11回実施できました。

今年は、コケの基礎講座を体験してくださった方のために、一歩進んだ講座も開きたいと思います。

そして自分自身も勉強するために、今月コケの先生を訪問して特訓してきます。


次のコケ講座は、1月25日(水)を予定していますので、是非ご参加ください。

この記事を書いたユーザー

不適切な内容を報告する