千葉県の山、鋸山

2022/12/14(水)

千葉県は海のイメージが強いと思いますが、実は素晴らしい山もあります。

標高約329mと低い山ですが、訪れるとその魅力が良くわかります。


鋸山はその名前からもわかるように、ごつごつとしています。かつて房州石を切り出した山で、その岩肌は他でなかなか見ることができないような迫力があります。

房州石は、港や台場、皇居の造営などに使われた石。火山噴出物が海底で固まった凝灰岩で、加工しやすいため様々なものに加工されて

日本の近代化に一役かった岩なのです。


標高が低いのでゆるいハイキングコースだと思われがちですが、登ったり下りたりの連続。

そして、高さのある階段では息があがります。



かつてはここが現場で、たくさんの人が働いていたんだなぁ、と思える場所”岩舞台”には錆びて赤茶けた重機が放置されていて歴史を感じます。



切った石を運び出したのは、なんと女性たちだったとか!

そしてその重い石を運び出したのが切りとおし跡。

その壁には一面にコケが生えていて、素敵な場所です。



日本寺に入って”百尺観音”や”地獄のぞき”にも立ち寄りました。

百尺観音は岩に掘られた観音様。

よく見ると足がかわいいんです♪



地獄覗きは観光客が写真撮影のために並んでいたので今回はパス。近くでも十分迫力のある景色を見ることができます。

岩がライオンの横顔に見えますね!



ハイキングの途中では、たくさんのコケにも出会いましたが、じっくり観察はできなかったので今度コケ観察にまた訪問したいと思います。



このちょっと変わった素敵な千葉の山”鋸山”にハイキングに行きませんか?

この記事を書いたユーザー

不適切な内容を報告する