トリエステの坂道から「電車道」を読みました。
2022/10/25(火)
ミラノの地図を広げて
大聖堂やヴィットリア門、須賀敦子さんの住まいなどを確認しながら
「電車道」を読みました。
穏かにイタリアを回想した作品でした。
イタリアのお菓子やTVドラマの話を交えながら
イタリアに思いを馳せました。
***本文引用
ロシア語を忘れたイヴァーナおばあさんは、
クロアチア語を忘れたルドヴィーコさんと、市電病院のことなんか話して、
天国で笑っているかもしれない。
いまはもう天国語で話せることに、ふたりとも満足して・・
***
イタリア語が上手に話せなかった二人の登場人物。
クロアチア、ロシア出身のふたりです。
須賀さんの作品はいつもヨーロッパの小さな知らなかったことを
教えてくれます。
須賀敦子を読む