池上本門寺の御会式
2022/10/6(木)
毎年、10月11日から13日まで、池上本門寺では御会式の法要が行われます。
例年ですと、池上の町は露店で埋め尽くされます。
法要の中のハイライトは、「万灯練行列の法要」。
12日の夜は、駅から本門寺までは交通規制があり人で埋め尽くされます。
しかし、4年前は台風で、その後2年間は、コロナのため中止となりました。
2022年のポスターでは、ありません。
2022年は、池上本門寺の境内の中だけで万灯の数を制限して
万灯練行列法要が開催されることになりました。
コロナ前は、30万人の人出であるといわれ、とても、にぎやかな夜でした。
小さな子どもたちも、友だちと夜の外出ができる、ちょっと、ワクワクする夜なのです。
露店の電球の灯りや、仁王門が黒く夜空に浮かび上がって、月の出を身近に感じたり、
サーと秋風が吹き抜けるのを感じる不思議な夜なのです。
夜の灯りの中に長い影を感じたり、不思議な雰囲気のある夜なのです。
宮沢賢治は日蓮宗を信仰していたともいわれますが、「銀河鉄道の夜」を思わせる夜でもあるのです。
人の声やドンツクドンツクと団扇太鼓の音が深夜まで続く不思議な夜。
来年は、そんな万灯行列の夜が戻ってきますように。