”コケってなぁに?顕微鏡で美しいコケの世界を見てみよう”第10回実施

2022/8/16(火)

3月に年少さんだったSちゃんが、年中さんになってまたお母さまと来てくださいました。

4歳だったSちゃん、どこまでコケのことわかったかなぁ?と思っていましたが、しっかりと”ヒナノハイゴケ”の名前も覚えているし、

コケを観察しながら歩いていると、”これはタイ類ですか?”との質問も。。。子供って素晴らしい♪


8月になると、たい類の胞子はできってしまっているのでジャゴケやゼニゴケなどのたい類の胞子と弾糸の観察ができません。

そこで今回は、木の幹にたくさん生えているサヤゴケ(蘚類)を中心に観察して、実際に観察したものを採取して顕微鏡で見ることにしました。


木に生えたたくさんのコケを見て”わぁ~”と声をあげ、なんとマイルーペで観察!

前回の体験会のあと、ルーペを購入したとのことで、5歳になったSちゃんがマイルーペを持っているなんて私が感動しちゃいました。


今はサヤゴケの蒴がたくさん見られる時期で、蒴歯がオレンジ色でとても綺麗です。

顕微鏡でしっかりと観察して、今回はスマホでの写真撮影にも挑戦しました。


季節によってコケの姿も変わります。

3月と8月では全く異なるコケの姿をお見せすることができました。


5歳でヒナノハイゴケとサヤゴケがわかるってすばらしい♪


マイルーペでコンクリートの壁のコケを観察


桜の幹には、サヤゴケがびっしり!


2本のピンセットを使ってプレパラートの準備。先がとがっているので、注意しながら準備します。


顕微鏡の扱いも慣れてきました。


サヤゴケの蒴。赤いところが蒴歯。緑色っぽい小さな丸は胞子。黒い大きめの丸は空気。





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