またガイドしたい場所見つけた…(沼津市戸田・松城邸)

沼津市戸田にある松城邸の工事見学会に行ってきました。

事前に沼津市のFacebookで募集していたので、行ってきました。

(敷地外の道路から撮影した現在の松城邸)

松城邸とは回船業をしていた松城家が、明治6年に建てました。和と洋が程よくミックスされた擬洋風建築です。

実際に工事に携わっていて、重要文化財に指定されている建物を専門に工事をしている方(そういう職業があるんですね)が、松城邸の建物の実際の様子を見ながら、説明してくれました！

今思えば、贅沢な時間でした。

ところでみなさん、重要文化財、国宝…などよく聞きますが、これってどういう意味か、ちがいなど分かりますか？詳しくはこちら　(私が書いている外部ブログになります)

松城邸は不思議な建物で、なんでこんな造りになっているの？と思う箇所がたくさんあります。

私は正直、当時の大工さんの腕がないんじゃないかと失礼なことを思っていたのですが、

とんでもない！

むしろ、腕があったからこそ、こういう建築ができたのだと思いました。

この建物のポイントは、

家相学(かそうがく)

私は今回初めて聞いた単語なのですが、ニュアンスとしては風水のようなものかなと思いました。

この家相学を松城家のみなさんは忠実に守り過ぎた為に、とても面白い造りの建物になったのだと思いました。

さて、どんなふうにこの建物が面白いのかみなさんにご紹介したいのですが、工事の秘密保持の観点から写真撮影がNGでした。

今年の11月に松城邸は一般公開が再開されるので、その時にまた出掛けて写真をたくさん撮り、またここで松城邸の面白さを紹介できたらなと思っています！

お話を聞かなければここの面白さは分からないので、来て良かったなぁと思いました。

…うん、ここもainiでツアー組んでガイドしたいなぁ。

(今回の話を必死でメモしたので、11月までバッチリ覚えてます。あ、拡大して何が書いてあるか読まないで下さい笑)

【おまけ】

SNSで松城邸の近くに店構えが今どきないんじゃないかと思うぐらいレトロで、なおかつ美味しそうなラーメン屋さんを見つけたので、説明会後、ちょうどお昼だったので入店。

松城邸からすぐのいなだ苑さん

なんとテーブルはたった2卓。

個人的にはこういう雰囲気のお店、大好きです！

このラーメンの背脂感伝わりますか？

麺の硬さ、背脂の量、味の濃さまで自分で調整できるんです。

で、半チャーハンとセットで800円…や、安い…。

で、ルンルン気分でラーメンを待っていたら、なんと！工事説明会でお話してくれた方が入店！

2席しかないので、当たり前に相席。

専門家と話せるチャンスじゃん！

ということで、元江川邸のガイドの私は重要文化財を工事するって大変なんて話から、松城邸にある入江長八の漆喰絵の話、その入江長八の出身である松崎町の歴史の話までして、…あ、あれ…私、すごく貴重な経験をしたのではないかと思いました。笑