ウリノキの花のように

ウリノキの花。

葉っぱがきゅうりなどの

ウリ科の植物のものに似ているから

そういう名前がついているけれど

ウリ科ではなくミズキ科で

きゅうりの仲間ではありません。

葉の下にこの時期（少し前から）

細長いつぼみができて

中には細長いおしべとめしべが包まれている。

そのクリーム色がかった白いつぼみが

くるくるくるとめくれて開いて

独特の花の形になる。

植物昆虫鳥動物、

みんなそれぞれ独特で

さまざまな生き方をしていて

高尾山でやっているぼくの自然体験では

子供たちにいろんな生き方があることを

たくさん見て知ってほしい。

こうでなければならない

という狭い価値観では

自己肯定感が育みにくいから

いろんなあり方があっていい、

それぞれ面白いし好いな

ということを暗黙知として

刷り込みたいと、

密かに思っています。

なんて思っているのですが

子供たちはひたすら楽しい１日を

過ごしてくれているようで

一昨日参加してくれた

小さなおっとりした

かわいらしい女の子は

夜眠りにつくまでずっと

その日見たこと、経験したこと、驚いたことを

うれしそうに話してくれたそうで。

そんなことを聞くと

ぼくの密かな狙いなんて小っちゃくて

くるくるくると

うれしく巻き取られてしまいます。