見つけた、花粉まみれの, , ,
2022/5/27(金)
5月は開花ラッシュ。最後にピンクのシャクナゲ。これは見てわかるようにツツジの仲間。
真っ白のヤマシャクヤクの方はもう終わりに近づいています。一つ忘れていました。花粉を運ぶ助っ人のこと。いくつかのヤマシャクヤクと出会えばきっと見つかるその人。ヤマシャクヤクの精。
ヤマシャクヤクのめしべは数個。オシベはたくさん。花粉もたっぷり。
シャクヤクの花は半開きのことが多いので、その存在に気づかないことも多いのですが、ヤマシャクヤクの精とは、これ↓、フタスジカタビロハナカミキリ、舌がもつれそうな名前です。このビートルの幼虫はヤマシャクヤクの根を食べて育つようです。花が咲くころに成虫になって這いあがってきます。間違いなくたっぷりの食事にありつけるのです。穴だらけのシャクヤクの花が見つかったらこの人の仕業かもしれません。花の上で異性とも巡り合うのでしょうね。
↓その姿の全容はこんな感じです。花粉の色と似ている黄色。おいしいものにありついた時には誰でも夢中になってしまうからその方が安心安全。これこそ進化の妙, 当たり前と言われそうですが。
実はその生態はあまりよくわかっていないことが多く、じっくり付き合えば新しい発見があるかも。でもまずその生活環境を守ってあげないと!
シャクヤクの花、また来年を楽しみに。次は、6月に入ると咲き始めるサンショウバラ。ぜひ見ていただきたいなと思っています。私が10年かかって育てた木のうちの何本に花が咲くでしょうか。