カサンドラ症候群
2022/5/13(金)
こんにちは!
カウンセラーリコラです。
みなさまは「カサンドラ症候群」言葉というをお聞きになったことがありますか?パートナーの持つメンタル面での障害や特質の影響を受けて、お互いの情緒的な交流が困難になってしまい、ココロが疲れ果ててしまう状態を言います。
共に生活をするパートナーが、自分の気持ちを「わかってくれない」「察してくれない」という状態が日常化することにより、生活全般の困りごとや悩み事を相談して解決していくことが困難になり、一人で抱え込んでしまうことになります。非常にしんどい状況です。
かつて、法律事務所に勤務していた時に「カサンドラ症候群」について記事を書いたことがありました。すると、埼玉にある事務所にもかかわらず、九州や北陸からご相談希望のお電話を頂き、その反響に驚いたことがあります。
「カサンドラ症候群」は病名ではないため、解決における窓口が明確化されておらず、どこに相談したらいいのか迷われるケースもあろうかと思います。もちろん、当事者であるパートナーが治療に積極的であれば、医療に繋がるケースもありますが、気質や性格だから仕方がないと諦めながら日常をやり過ごす方も多いのではないでしょうか。
このようなケースの場合には、お話を伺いながら、いくつかのコミュニケーションに役立つアイテムをお伝えしております。
また、それぞれの生育環境や原家族(育った家族)の関係性なども現状からの回復のために大きなヒントとなります。
例えば、一方は親子関係が比較的良好であり、否定や非難をされず、安心安全の場として子ども時代を過ごしたケース。相手方は常に緊張を強いられ、大人の顔色を伺いながら自分を守って生き抜いてきたケース。この二人がパートナーになったときに、物事の捉え方や感覚、感性に大きな違いがあるのではないでしょうか?
なにかトラブルや心配事が発生した時に、「そんなの気にしすぎだ!」という一方で、もう一方は「大変だ!どうしよう!なんで真剣に考えてくれないの?」という場面はイメージしやすいと思います。このような感覚や感性の違いが重なることにより、二人の関係性が脆くなってしまいがちです。
このような状態に「カサンドラ症候群」という言葉はとてもしっくりくるかと思いますが、一度「カサンドラ症候群」と自分にラベルを貼ってしまうと、なかなか剥がすのに時間がかかります。
ご自身にラベリングをする前に、ご自分のことを見つめてみる機会とするのはいかがでしょうか。
子ども時代にどんな気持ちで過ごすことが多かったでしょう?
どんなことを我慢して過ごしてきましたか?
そのとき、まわりの大人にどんな言葉をかけてもらいたかったでしょうか?
小さい頃のご自身のココロは、大人になった今も楽しいときも悲しいときもいつも一緒に寄り添っています。
パートナーとの関係だけでなく、職場やその他の人間関係において「自分のことをわかってもらえない」という苦しい状況をお抱えの方は是非、安心安全なリコラの体験にて胸の内をお話ください。(安心安全とは秘密厳守、否定しないことです)
それぞれの体験はご希望の日程が反映されていない場合はリクエストにてご連絡ください。
どの体験がよいのかお困りの場合はメッセージにてお気軽にお問い合わせください。