ヒンメリの材料
2022/1/26(水)
ワークショップで使用するヒンメリの材料は「ライ麦」のわらです。
ストロー=麦わら って意味であることご存じでしょうか。麦わら帽子のこと、ストローハットって言いますよね。
麦の中でも、ライ麦は背が1.5mまで伸びる大型の種類です。長野市の犀川(信濃川の上流域)沿いにある畑で自家栽培しています。
6月中旬に収穫し、乾燥させてから1本1本選別し、必要な寸法にカットします。
ヒンメリにするには太い部分の茎は自然素材のストローとしても活用しています。
ライ麦のわらは黄金色に光り、美しい影を描き出します。自然素材なので太さや色に多少の揺らぎがあるのも味です。
ヒンメリのふるさとであるフィンランドでは、ライ麦は日常的に食べられる穀物です。小麦に比べて寒さに強く、栄養分の少ない土地でも栽培することができます。
その年に収穫した穀物の素材を使って、神様への捧げものとして飾られたのがヒンメリのそもそもの始まりです。
日本のお正月のしめ飾りにも似ていますよね。
命を繋げる植物を大切に扱う気持ちは世界共通です。
ヒンメリ自体は中が中空な素材であれば何でも作ることができます。小さなガラスビーズから巨大な竹ヒンメリまで何でもアリです。
季節の花と組み合わせて、イベントでの会場装飾を行うこともあります。
2021年4月 長野市松代駅 駅スポ市にて