コケやシダにとっての冬
2022/1/9(日)
さすが年も明けて凍り付く日々。
葉を落として裸の木々。コケさえも地面に凍りついています。でも死んでいるわけではなく、胞子を作るべく準備中。
そんなことを思っているうちに雪が降ってきて、皆雪の毛布の下に隠れてしまいました。植物にとってはありがたいはず。雪は湿り気プラス保温だものね。
それぞれの植物種にはそれぞれの好みの湿度や光環境があります。コケやシダも同様。それを直に学びながら植物と付き合っていくのも楽しいものです。よくあるアクアリウムやテラリウムというのも楽しみ方の一つです。蓋のついたガラスジャーという環境でカサゴケ、コウヤノマンネングサやフロウソウ、シッポゴケやカモジゴケ、クモノスシダなどを育てるのです。相性のいい2、3種を取り合わせて自分流に楽しみながら学びも手に入れてしまいましょう。
そんな植物インテリアを、私はあまり家から出られない方達、あまり世話ができない方達のためのプレゼントにすることもあります。寒い冬なら時々換気して水をスプレーするだけで長く元気で緑を楽しませてくれるからです。今度作ったらまたこのサイトにも載せます。
↓寒さと乾燥で縮んでいても、適当な水分と温度を与えればこの通り、いつでも元気になるのがカサゴケ(rose moss)のいいところ。
↓tree mossやbroom moss 、小さいけれど木や箒みたい!想像力を逞しくすれば日本人の得意なアレンジメント、小さな世界を作って楽しめます。
コケは成長がゆっくり。のんびりおばあさんの私には一度に沢山のコケを育てることはできないので、用意できるコケは数人規模で何回かのプログラムを開くのにやっとの量かなと思われます。はっきり日程の計画ができるまではこんなふうに様子をお知らせしていきます。マメザクラ(フジザクラ)が咲く頃が良さそうです。じっくり四季を観察したい方をお誘いしたいと考えています。