トーキョートーチと渋谷スカイ

2021/11/8(月)

東京メトロ日比谷駅の上にある「東京ミッドタウン日比谷」と、三越前駅の上になる「コレド室町」を結ぶ2キロ弱の散歩道は、東京のシンボルロードといってよいかも知れません。これぞ東京、というような景観を見ることができるからです。高級ブランドショップも並ぶようになった丸ノ内仲通りから、東京駅北自由通路を通り、トーキョートーチの北側となる常盤橋交差点、三越本店横の室町2丁目交差点まで、ビルの谷間を歩きます。



 そのルートには、国の重要文化財として指定されている、明治生命館、東京駅丸ノ内本屋、日本銀行本店本館、三井本館があり、その他にも、第一生命保険本館(DNタワー21)、三菱一号館、三越本店といった立派な歴史的建築物を見ることができます。ホテルではザ・ペニンシュラ、東京ステーションホテル、丸の内ホテル、メトロポリタン、シャングリラ、マンダリン・オリエンタルといった高級ホテルが並び、2027年度に竣工予定の トーチタワーには、スーパーラグジュアリーホテルが最高層階に入居するとあります。その上は展望施設です。






これまで、日比谷・丸ノ内と地下鉄三越前駅のある日本橋室町が繋がっているとはいえませんでした。それが今年の7月にトーキョートーチの常盤橋タワーが開業したことにより、2つのエリアが連続性を持つようになったのです。

 

昭和の時代には、銀座四丁目交差点と、数寄屋橋交差点が東京の中心であったといえるでしょうし、平成の時代には、都庁のある新宿や、スクランブル交差点のある渋谷も、東京の街を代表する地位を得て来たようです。しかし、地上390mで日本一の高さとなるトーチタワーが竣工する2027年度には、東京駅と三越前駅の中間に位置するトーキョートーチが、東京の中心とみなされるようになるでしょう。

 

その年、2027年度は、渋谷駅のスクランブルスクエア東棟にある中央棟、西棟が完成し、地下通路で縦横に移動することができるようになっています。丸ノ内・日本橋エリアとは違う楽しさのある街、若い世代が集まり、新しいことに挑戦する場所として、文化財の建物が整然と並ぶ街とは違う、活気あふれる街になるでしょう。地上230mの渋谷スカイの魅力はどこにあるのかを含め、そんなことが実感できるようなご案内をしてまいります。

この記事を書いたユーザー

不適切な内容を報告する