稲架がけをする理由【10月5日・6日稲刈りやります!】
2019/10/2(水)
田んぼでは現在、イネを天日干しにしています。
今週前半は晴れが続くということで、非常に助かっています。この調子で2週間程干したら完了です。
何故稲を干さねばならないのか。
それは、お米を乾燥させ貯蔵性を持たせるため。
収穫したときのお米の水分量は約20%。これでは水分が多すぎてカビが発生してしまい長期間の保管ができません。
そのために私の田んぼでは稲架がけをして、水分量約15%くらいまで米を乾燥させます。
ですが最近はコンバインという、イネの刈り取りと米の脱穀を同時に行う大型の機械が普及しています。この機械で収穫後、米(籾)は乾燥機に入れられ、ここで乾燥の作業を行います。
ではなぜ、コンバインで刈り取らず稲架がけをするのか。
それは私がコンバインを持っていないから。
と言ってしまえばそれまでなのですが、実は他に理由があります。
諸説あるのですが、なんと、天日干しのお米の方がおいしい、と言われているからです。
なぜ天日干しのほうが美味しいのか。
色々理由があるらしく、乾燥機と比べて天日干しのほうがゆっくりと乾燥が進むため品質が悪くならないとか、
干している間にも光合成が行われて、そのうちお米に美味しさが行き届くとか、色んな理由があるみたいです。
どの理由も本当か分かりませんが、結局のところ皆で手間暇かけて育てたお米はうまい、これだけは確かだと思います。