今日は「死者の日」です。
2021/11/1(月)
11月1日~2日は、メキシコでは日本のお盆にあたる死者の日の行事が行われます。
死者の日は、日本でいうお盆です。
日本と違ってお墓も祭壇も、お花やお供え物で、目がチカチカするほどの装飾です。
「20枚のはなびら」と言う意味を持つ、センパスチルというお花を、敷き詰めてご先祖様が帰ってくる目印にするそうです。
お供え物も可愛くてカラフル💖
ラテンのノリ♪と表現するのは、こういうことか!と納得です(^^♪
カラフルな旗はパペルピカドというもので、かつては、貧しい先住民の方が経済的な抑圧を受けてるなかで、内職として作り始めたものだそう。
映画、リメンバーミー(COCO)に出てくる世界は、まさに、このはパペルピカドで彩られてます。
リメンバーミー(COCO)では、現世に生きる我々が、故人を思い出すことが出来なくなると、(あるいは、思い出す人が居なくなってしまうと)、
「第二の死」を迎えて、それが、本当の死であるというお話が登場します。
かつて見送った猫たちのことを思い出しながら、あちらの世界でもいきいきと楽しく過ごしてもらえるように、
我が家も死者の日を真似てパぺルピカドで飾り付けをして、大好きだったおやつやおもちゃもお供えしました。
リメンバーミー(COCO)の冒頭、ミゲル少年が死者の日で飾り付けられた華やかなお墓にてご先祖様に遭遇するシーンがあります。
現世とあの世が入れ替わるシーンです。
がいこつ姿のご先祖様が、びっくりするミゲル少年に「famiilia mía!」と叫んで抱きつくのです。
「わたしの家族」という意味の「mi familia」を強調した言い回しが描写されているこのシーンは、特に重要な場面ではないのですが、とても印象に深い場面です。
大切な存在とお別れすることはとても悲しいことです。この悲しみに特効薬はありません。
しかし、旅立った命もまた、忘れられてしまうことが、一番悲しいことだと思うと、折に触れ、思い出してあげることで、姿形は見えなくても、かつて、ともに暮らしたあの日のように、心の交流が持てるような気がして、それを信じたい、そんなことを死者の日に思いました。