雨の日に稲刈りできない理由って??
2019/9/22(日)
9月21日・22日に稲刈りを予定しておりましたが、
雨天の為中止とさせて頂きました。
雨天時に稲刈りができない理由は、雨の中の作業はみなさんが雨に濡れて、大変!
というのは勿論ありますが、実はおいしいお米を食べるために、いくつかの理由があるんです。
①使用する農機に不具合が生じるため
一般的には「コンバイン」という機械を稲刈りの時に使います。
この機械は稲の刈り取りと、脱穀という作業をします。
脱穀は稲から籾を取り除くのですが、この時に雨で穂が濡れていると、
詰まってしまったり、上手く取り除けなかったり、大変みたいです。
ちなみに当田んぼではコンバインは使わず、手刈りなので、
これは中止の理由ではありません。
②乾燥が遅れ米の質が下がる
稲が雨で濡れた状態で稲刈りを行うと、乾燥に時間がかかり、米の質が下がると言われています。
これは手刈りでも農機を使用した刈り取りの際も一緒です。
また雨の後以外にも、朝露が多く残る朝は稲刈りは向いていません。
なので快晴が数日続いた日の、朝以外の時間がベストと言われています。
③田んぼがぬかるんでいるため
稲刈りは田んぼに入って、作業をします。
手刈りの場合、刈った後いくつかの稲を束にして結びます。
こういった一連の作業を行う上で田んぼがぬかるんでいると、非常に面倒!
地面がぐちゃぐちゃ歩きにくい、稲を束ねるとき・束ねた後に直接地面に置けなかったり。
また、機械で刈るときは機械がぬかるみに嵌ってしまったりと、大変みたいです。
自然のことではあるものの、最高の状態で稲刈りを行うには、色んな条件があります。
作物は自然からもたらされる産物、稲の品種や肥料、農薬などの技術の革新は進歩を止めません。
育てやすい、おいしい、人間にとって都合の良いようにことが進んでいます。
でも、天気はどうにもならない。
自分はその「どうにもならなさ」「自然との付き合い方」みたいなのが好きで、
農薬も使わず、肥料もやらず、稲を育てているのかもしれません。
稲刈りイベント、参加者まだまだ募集中です。
是非遊びにいらしてください~。