vol.03|登戸駅
昆虫食は終わりのない冒険だ!
自然を愛する昆虫食伝道師 地球少年・篠原祐太さん
神奈川県川崎市に位置する小田急線の登戸駅。
すぐとなりを流れる多摩川の向こうは東京という、都心にほど近いベッドタウンだ。
河川敷ではピクニック、キャッチボール、釣りなど、人々が思い思いの時間を過ごしている。
しかし、そんなのどかな憩いの場も、昆虫食を偏愛する篠原祐太さんの目には昆虫の宝庫、いや絶好の食卓と映る。
生き物を捕まえて食べる。そんな生き物としての原点を体験することで、またいつもの町は新しい姿を見せるのであった。
すぐとなりを流れる多摩川の向こうは東京という、都心にほど近いベッドタウンだ。
河川敷ではピクニック、キャッチボール、釣りなど、人々が思い思いの時間を過ごしている。
しかし、そんなのどかな憩いの場も、昆虫食を偏愛する篠原祐太さんの目には昆虫の宝庫、いや絶好の食卓と映る。
生き物を捕まえて食べる。そんな生き物としての原点を体験することで、またいつもの町は新しい姿を見せるのであった。
聞き手:柳瀬武彦(偏愛紀行編集部)
偏集部・柳瀬
今日は絶好の天気だなあ!新宿から20分もかからずに登戸駅に到着だ。お、駅がドラえもん仕様になってる...!
偏集部・柳瀬
あれ、あの格好はもしかして...。
篠原さん
こんにちは~!今日はよろしくおねがいします!
昆虫を偏愛する・篠原祐太さん
物心ついた頃から自然を愛し、昆虫をもっと深く知りたいと食すようになる。大学在学中に昆虫食の普及活動を始め、現在は数千匹の生き物と同棲しながら、虫料理の開発・販売、ワークショップ、記事執筆、講演と多岐にわたり活動。中でも世界初の「コオロギラーメン」は大反響、現在は昆虫料理専門店開業に向け準備中。通称「地球少年」
観ているだけじゃ知りきれない昆虫の世界
偏集部・柳瀬
まだちょっと肌寒いですが...篠原さんはいつも半袖半ズボンなんですか...?
篠原さん
はい!もちろん寒くないわけではないんですが、自然を受け入れて、寒いということをちゃんと感じたくて。
偏集部・柳瀬
さすが地球少年、深いですね...。
篠原さん
今日は僕がよく行っている河川敷で昆虫を捕って、近くに借りたキッチンスタジオで調理して実際に食べてみるという体験をしていただこうと思います。では、早速行きましょう!
偏集部・柳瀬
わかりました...!さらっと言いますけど...虫を食べるってちょっと覚悟がいりますね...。篠原さんはいつから虫を食べるようになったのですか?
篠原さん
僕は物心ついた頃から自然が大好きで。昆虫以外にも野草やきのこなど、自然のものを捕って観察したり、飼ったり、食べたりすることに夢中でした。
偏集部・柳瀬
子どもの頃はみんな虫を捕ったり育てたりしていましたが、あまり食べようとは思わないと思うんですけども...?
篠原さん
とにかく昆虫に対する好奇心がすごくあって、飼ったり、観察しているだけじゃ昆虫のことは知りきれないなあって。だって、食べて初めて分かることもたくさんあるじゃないですか?
偏集部・柳瀬
「なんでみんな観てるだけで我慢できるの?」という感じだったんですね、きっと。で、食べると何がわかるんでしょうか...?
篠原さん
食べることで知れる情報ってすごくたくさんあって。一般的な情報は図鑑を読めばわかりますが、食べるとその虫が何を食べてきたとか、こいつは桜の木で育ったんだなあとか。その虫の人生が手に取るようにわかるんです。それってとても実感のある虫との関わり方だなあと思うんです。
偏集部・柳瀬
そういうことなんですね...!同じ種類の虫でもそんなに味に違いもあるんですか。
篠原さん
幼稚園の頃から虫博士と呼ばれていたのですが、小中高と進むに連れて虫を一緒に捕りに行く友達もいなくなっていって...。
偏集部・柳瀬
まあ、中学生にもなると他の遊びに夢中になりますものね。僕もいつから虫に触れるのを躊躇するようになったんだろう...。
篠原さん
僕は変わらず虫を捕ったり食べたりしていたんですが、辞めたほうがいいことなのかなって思うこともありましたね。部活にも入っていたし、友達はいたんですが、昆虫が好きだということはずっと隠していました。
偏集部・柳瀬
ご家族は昆虫が好きだったんですか?
篠原さん
いえ、特に好きではなかったですね。妹は昆虫嫌いでしたし、最初は家族にも隠して、家の近所の森に行っては虫を捕ったり、食べたりしていました。贅沢な食卓だなあって(笑)。
偏集部・柳瀬
食べ放題ですもんね(笑)。やっぱり食べるというところは、理解してもらうハードルが正直高そうですもんね。
篠原さん
一般的にはそうですね。けれど、世界中で20億人が昆虫を日常的に食べていると言われていますし、タンパク質も豊富で、日本の郷土料理でも食材として昆虫を使うことはあります。今日もいくつか持ってきたので、あとで食べましょう!
虫捕りで感じる、自然の不思議
偏集部・柳瀬
うわあ、河川敷気持ちいいですね~!
篠原さん
ここ数日寒かったので、まだ虫が外に出てきていないかもしれませんが、蝶々は飛んでいますし、ダンゴムシやハサミムシもいるはずです。コオロギやバッタが捕れたらラッキーですね。
偏集部・柳瀬
おそらく、虫捕りは小学校ぶりでして...。捕るためのコツは何かありますか?
篠原さん
まず、蝶々は目立つのですぐに見つけられます。横に飛んでいるので、虫捕り網も横に動かしてみてください。
偏集部・柳瀬
なるほど、点ではなく線で捕るイメージですね。
篠原さん
はい!草の下にいるバッタなどは、草むらを歩き回って、飛び跳ねたところをよく観察します。着地したところにそっと虫捕り網をかぶせて捕ってみてください。敵を察知する感覚が優れているので、近づくとすぐに逃げられてしまいます。カエルや鳥から、身を守るというのが虫の基本行動ですので。
篠原さん
あ、いたっ!
偏集部・柳瀬
え...、早っ...!
篠原さん
捕れました。モンシロチョウですね。
偏集部・柳瀬
おお、さすがの身のこなし!こんなに虫をまじまじと観たのも久しぶりです。
篠原さん
蝶々は羽にスポットが当たりがちですが、実は毛がきれいなんですよ。
偏集部・柳瀬
ほんとだ...!んん、自分でも捕りたい!
篠原さん
慣れればすぐ捕れますよ。夏に仲間と蝉を捕りに行くと、この洗濯ネットが4袋満杯になります(笑)。
偏集部・柳瀬
鳴き声とか...想像すると恐ろしいです...。
偏集部・柳瀬
いやあ、結構捕れましたねえ!
篠原さん
気候のせいでそれほど多くはなかったですが、食べるには十分じゃないでしょうか。では調理場に向かいましょう!
偏集部・柳瀬
草むらを走り回って、なんだか懐かしい汗をかきました(笑)。
偏愛する勇気をもらった大学時代
偏集部・柳瀬
昆虫が好きなことを隠していた篠原さんも、今では昆虫食の活動を仕事にしているわけですよね。いつ頃から昆虫食が好きであることをみんなに言えるようになったんですか?
篠原さん
昆虫や自然が好きだと堂々と言えるようになったのは、大学1年の終わりになってからのことでした。大学に入ったら、かくれんぼサークルをやっている人とか割と変わった人がたくさんいて(笑)、自分の好きなことに素直になっていいんだという気持ちになったんです。
偏集部・柳瀬
世界が広がることで、勇気をもらうことってありますもんね。
篠原さん
それでも、カミングアウトするときはすごく葛藤がありました。初めはSNSに書き込みまして。否定的な意見もありましたが、興味を持ってくれる人もいたので、一緒に昆虫を捕りに行ったり、昆虫食を振る舞ったりしていました。
偏集部・柳瀬
ちょっと怖いけど、一度食べてみたいと思う人も少なくないでしょうね。
篠原さん
ええ、中には違う虫も食べてみたい!とさらに興味を持ってくれる人もいて。自分の好きなことオープンにして素で生きていけるだけでも嬉しいのに、共感してくれる人もいるなんて。これまで味わったこともない幸せな原体験でした。
篠原さん
昆虫食についてSNSで頻繁に発信するようになると、昆虫好きな人や、食材として昆虫に興味のある人から連絡をいただくようになりました。
偏集部・柳瀬
やっぱり発信する人に人は集まるのですねえ。
篠原さん
僕は特別に料理をやっていたわけではなかったので、河川敷で素揚げにして食べる程度でした。それが、料理人の方々らと話す中で、美食としての昆虫の可能性を段々と追求するようになりま した。それに、昆虫に興味を持つ入り口としてやっぱり料理はいいなあと。
偏集部・柳瀬
なるほど、そのあたりから篠原さんの昆虫食としての活動が始まっていったのですね。
篠原さん
はい、そうなんです。大学を卒業してからもそのままの活動を続けている感じです。今は昆虫食に特化したレストランもオープンに向けて準備中です。
偏集部・柳瀬
おお、レストランですか!すごい...!
命をいただく緊張感
篠原さん
こちらが今日のキッチンです。それから、彼がパートナーの関根くんです。
関根さん
こんにちは!昆虫やいろんな珍しい食材を使った料理を作っています!
関根賢人さん
篠原さんとは大学の同級生の料理人。幼い頃から昆虫のみならず色々なものを試し食いして育つ。フレンチで修行した後、現在は篠原さんと共に昆虫食を提供するレストランをオープン準備中。たまに水辺に現れる銭湯「外之湯」の番頭もやっている。サウナ好き。
偏集部・柳瀬
おお、レストランを一緒にやる相方さんですね!昔から昆虫を料理していたのですか?
関根さん
僕は大学時代からフレンチレストランで修行をしていて、あまり使わない食材で料理をするのが好きでした。去年篠原くんと出会ってから、食材としての昆虫の可能性に向き合い始めた感じです。
篠原さん
でも、関根くんも昔から昆虫食べてたらしいですよ(笑)。昆虫を特別視せずに一つの食材として捉えてくれる人と一緒にやりたかったので、考え方もぴったりで。
偏集部・柳瀬
なんと...ベストコンビですね!
篠原さん
関根くんが準備をしてくれたので、早速ですが...
篠原さん
今日は入門編として、捕ってきた昆虫を素揚げにしてクラッカーやチーズと一緒に食べたいなと思います。洗濯ネットから虫を出してこの油に入れていきますね、こんな感じで。
偏集部・柳瀬
おお...!
篠原さん
だいたい20秒くらいで取り出して、油を落としてからお皿に盛っていきます。羽が開いて美しいですねえ!
偏集部・柳瀬
わかりました。では、僕はこのつくしを...。
篠原さん
ちょっと、植物じゃ...(苦笑)
篠原さん
カメムシいいですね!しっかり味にも特徴があって、食材としては使い甲斐があります。匂いは活かしようです。
偏集部・柳瀬
僕が捕まえられたのは蝶々ばかりでしたが、篠原さんのネットにはたくさんの種類がいますね。危険な虫とかはいないんですよね...?
篠原さん
大丈夫ですよ(笑)。10種類近くは捕れたはずです!今日捕った虫は毒を持っているものはいません。そして、油で揚げることで熱処理されるので問題ないです。虫を食べる際は加熱は徹底してください。安全に美味しく食べましょう。
偏集部・柳瀬
なるほど。昆虫食に興味があっても、初めは篠原さんのレクチャーを受けるのが安心ですね。
食べればわかる。昆虫食の可能性
偏集部・柳瀬
こうやって食卓に並べるとおしゃれなホームパーティのようですが、やっぱり虫ですね...。
篠原さん
これが食べると美味しいんですよ!
関根さん
クラッカーの上にクリームチーズを塗って、お好きな虫をトッピングして召し上がってみてください。
偏集部・柳瀬
わかりました...。野菜とかもちょっと多めに盛って...やっぱり自分で捕まえた蝶々かなあ。
関根さん
蝶々は味が濃いので、食べてると結構クセが出てきます。
偏集部・柳瀬
(選択をミスったかな...)いただきます!
偏集部・柳瀬
んん...あれ!美味しいですね...!虫って苦いイメージでしたが、エビのような香ばしさもあって、美味しい...。
関根さん
僕もこれまでいろんな昆虫を試してきましたが、食材としてめっちゃ美味いっていう虫はそこまで多くはないんです。
偏集部・柳瀬
やっぱり全然美味しくない昆虫もいると。
篠原さん
ええ。野菜だってお肉だって選びぬかれて残った食材がスーパーに並んでいるわけで、そこにぽっと出の存在である昆虫が勝つのはなかなか難しいです。でも、今日食卓に並んでいるものはどれも結構美味しいと思いますよ。
偏集部・柳瀬
偏見があるだけで、食べてみるとふつうに美味しいですね。魚介類も見方によってはちょっと怖かったりしますもんね。これは染み付いた概念を剥がす戦いだ...!
篠原さん
他にも持ってきたものがありまして。これは東京農業大学の大学院の研究室と一緒に研究している、大豆を使わずにイナゴやコオロギで作った醤油なんです。
偏集部・柳瀬
これも大豆のものとは一味違って、すごく美味しいですね!草を濃縮したような。どれも香ばしくて上品な味がします。
篠原さん
先日、表参道でコオロギラーメンのポップアップをやったのですが、途中で数滴垂らして味変したりしたのですが、好評でした。虫で作ったのすごいでしょ?ということではなく、本当に美味しい食材としての可能性を追求したいなと思うんです。
偏集部・柳瀬
コオロギラーメン...なんだか美味しそうに聞こえてきました。
関根さん
今日はチョコバナナも用意したので、ぜひどうぞ!
偏集部・柳瀬
お、濃厚な味が相性よさそうですね。トッピングも楽しいです。ん、この粉末はなんでしょうか?
関根さん
これはミールワームという幼虫を砕いて、ピスタチオナッツと一緒にパウダーにしたものです。
普通においしい食材を目指して
偏集部・柳瀬
今は昆虫食体験の他にレストランの準備もされているということでしたが、どんな想いから活動しているのですか?
篠原さん
まだまだ昆虫食っていうと世間一般的には特別なものじゃないですか。僕は普通に焼肉もカレーもお寿司も好きですが、同じように昆虫も美味しいよねって思うんです。
偏集部・柳瀬
そうか、特別なものだと思ってないんですね。
篠原さん
そうなんです、敷居の高いマニアックな世界じゃなくしたいんです。というか、昆虫食って一部のマニアだけではもったいないくらい魅力的な体験なんじゃないかと。
偏集部・柳瀬
レストランを開くというのも、万人に向けて昆虫食を提供するというメッセージを感じました。
篠原さん
海外を含めても、栄養価の高さやエコフードとして売り出されているところがほとんどなので、僕たちはシンプルに美味しさや楽しさで勝負したいなと思っています。
偏集部・柳瀬
最初の出会い方で昆虫食の印象も大きく変わりそうですもんね。今日の体験はすごく新鮮でしたし、こんなカジュアルに昆虫食を体験できるんだと驚きました。どこか気持ち悪いというこれまで植え付けられた常識を俯瞰視できるような時間でした。
篠原さん
日本人がここ数十年で食べるようになったものなんてたくさんありますしね。昆虫を食べるのが普通になる日が来たらいいですね!
飼ってる昆虫は数千匹!? 地球少年の家へ
偏集部・柳瀬
おじゃましま~す!ご自宅にまですいません...コオロギラーメンも多くの人にお伝えしたいですし、先日いただいたコオロギの香ばしさが忘れられなくて...。
篠原さん
いえいえ。うちには昆虫は数千匹いると思いますし、ヘビやハリネズミなどいろいろ飼っていますよ。
偏集部・柳瀬
いやあ、本当にちょっとした動物園ですよ(笑)。
篠原さん
小学校の時に魚を飼っていたんですが、いろんな植物や魚と一緒に飼っていたら、水槽に酸素を送り込まなくても魚が生きていける小さな調和が生まれたことがあったんです。それが、食べる食べられるという関係って生態系の根本だなと思った原体験ですね。
偏集部・柳瀬
コオロギラーメンはどのように開発したのですか?
篠原さん
最初はもう本当に手探りで、いろんな料理を作っていました。その中の一つがコオロギラーメンでして。すごく美味しかったというのが一番ですが、出汁をとる料理感もあるし、見た目の抵抗も下げられるし、国民食で海外にも届く可能性があるなと思いました。
偏集部・柳瀬
たしかにいろんな条件が揃っていますね。
篠原さん
そうなんです。コオロギは市販でも買えますし、育てやすいですしね。今作ってきますのでので、コオロギの素揚げを食べてお待ちください。
偏集部・柳瀬
おお...でもこないだもいただから、あんまり抵抗なく食べられます...!というか、止まらない...!
篠原さん
お待たせしました!コオロギラーメンです。
偏集部・柳瀬
いただきます...!おお、これはめちゃくちゃ美味しい!今まで食べたことのない複雑さと洗練さが合わさったスープ...。これは本当にコオロギでしか出せない、昆虫食ならではの美味しさ...新しい扉を開いた気がします。
篠原さん
そうなんです!昆虫食は冒険なんです!
物心ついた頃から昆虫を偏愛していた篠原さんに、「昆虫で食べていける自信はあったのか?」と聞くと、「まあ、昆虫を捕まえて食べればいいですしね(笑)」と返ってきた。都市にいながらにして自然の一部として生きている篠原さんの生命力は底知れない。
昆虫食体験は、混乱する。生まれてから備わった常識や固定概念を突きつけられるからだ。虫に抵抗を感じている根拠なき抵抗感をすべて振り払って、その味を噛み締めた時に、新しい世界が見えてくるかもしれない。
さあ、篠原さんの溢れる愛に会いにいこう!
昆虫食体験は、混乱する。生まれてから備わった常識や固定概念を突きつけられるからだ。虫に抵抗を感じている根拠なき抵抗感をすべて振り払って、その味を噛み締めた時に、新しい世界が見えてくるかもしれない。
さあ、篠原さんの溢れる愛に会いにいこう!
「ANTCICADA」2019年秋オープン予定!
ANTCICADAは、地球を愛し、地球を探究していくチームです。鳥も、魚も、虫も、野草も、あらゆる生命に、全てフラットに向き合っていきます。昼は、コオロギラーメンの専門店。夜は、旬の虫を使ったコース料理。この地球上で力強く生き抜く彼らの、食材としての魅力と可能性をお楽しみください。「食は作業ではない、冒険だ。」
東京都中央区日本橋馬喰町2-4-6
Instagram https://instagram.com/antcicada.jp
ANTCICADAは、地球を愛し、地球を探究していくチームです。鳥も、魚も、虫も、野草も、あらゆる生命に、全てフラットに向き合っていきます。昼は、コオロギラーメンの専門店。夜は、旬の虫を使ったコース料理。この地球上で力強く生き抜く彼らの、食材としての魅力と可能性をお楽しみください。「食は作業ではない、冒険だ。」
東京都中央区日本橋馬喰町2-4-6
Instagram https://instagram.com/antcicada.jp
聞き手・文:柳瀬武彦 / 撮影:小田垣吉則