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自然体験で人気なコンテンツの作り方

皆さん、こんにちは。

ainiで大人気の自然体験ホスト、ゆっこさんが、だれでも自然体験が開催できるヒントを連載してお伝えします。

今回は、「自然体験で人気なコンテンツの作り方」について伝授いただきます!

 

ゆっこさんが運営しているainiアカウント

https://helloaini.com/users/173289

https://helloaini.com/users/215442

 


 

こんにちは、ainiホスト、きのこのこのこキャンプのゆっこです。

前回は「場所の探し方」についてお伝えしました。

今回は、自然体験の体験内容の作り方についてお伝えしていきます。

 

体験の作り方も、人によって状況はそれぞれ違うことでしょう。

私たち、きのこのこのこキャンプはチームで運営しているので、いつもミーティングをして次の実施内容を決めています。

大人も子どもも、ゲストもスタッフも、その日そこにいる人がわくわくしちゃう企画を考えています。

誰かが発した一言から、ぐっと企画を膨らませることも多いです。

チームの皆さんが面白すぎて、あっと驚く企画が出てくるのを、自分自身も毎回楽しんでいます。

必ずしも人気になるかどうかという軸だけでは考えていないですが、ある程度キャッチーな内容をタイトルとしてつけておきながら、言葉にするのが難しい楽しさを当日伝えられたらと思って体験を作っています。

 

何を大切にして体験を考えていくかは、これから継続的に体験を開催するにあたって重要なポイントです。

その人らしい体験の作り方については、また次号でお伝えしたいと思います!

 

まず今回は、「人気になりやすい体験の作り方」という切り口で考えていきますね。

 

前回もお伝えしましたが、「調理ができる体験」は人気になりやすいです。

自然の中で、みんなで調理した食べ物はとっても美味しいですよね。美味しいものはみんな好き!間違いありません。

また、共に作業をするというのも、親も子どもも親しくなりやすい時間です。

 

では、どういったものを調理するのかと考えた時、色々とやってきましたが、人気という側面で考えた時のひとつの手は「子どもの人気メニュー」から考えるという手があります。

 

①子どもの好きな食べ物を参考にする

株式会社ぐるなび調べの好きな食べ物ランキングによると、こんな結果だったそうです。

1位. カレー

2位. 寿司

3位. 鶏のから揚げ

4位. ハンバーグ

5位. ポテトフライ

6位. ラーメン

7位. 焼肉

8位. オムライス

9位. ピザ

10位. チャーハン

https://corporate.gnavi.co.jp/release/2018/20180425-018496/

 

きのこのこのこキャンプでも、カレーとピザはやったことがあり、やはり人気企画となりました。

カレーはスパイスカレーをしてみたり、ピザの時は「レシピのないピザ作り」として、手の感触を頼りに生地作りをしました♪

カレーとピザはアウトドア感もありますよね♪

でも、他のメニューもおもしろアレンジは色々と可能です!

 

カレー作り

里山サポートクラブ稲城で実施のカレー作り。普通のカレーに加えて、スパイスカレーも作りました。スパイスカレーは子どももたくさん食べました。

 

ピザ作り

レシピのないピザ作り 2年前。感染防止も込めて、ジップロックで生地をこねる。大人と子どもチームに分かれて作り、大人は最低限分のランチをひとまず確保。子どもはスタッフがサポートしながら思うままに粉と水を調整!(子どももうまく美味しいピザが出来て大喜び♪)

 

例えば、ハンバーグやオムライスなどは、巨大サイズに挑戦!なんていうのも楽しそうです。

「巨大ハンバーグを作ろう」「巨大オムライスに挑戦するよ!」なんて体験があったらぐっと目をひきそうです。

 

他にも、ラーメンだったら、思い切って手打ちラーメンにするのもアリですね!

うどんも同様に手打ちや足踏みなどもできちゃいますよね。

 

寿司はちょっとハードル高めですが、いっそ魚を捌く体験にするなんていうのもあり得ます。

唐揚げにオニギリとかも美味しそう!外で油もの?と思った時など、「唐揚げ アウトドア」などと検索すると、安全な色々なやり方が出てきます。

 

「メニュー名 アウトドア」で検索してみると、他にも色んなおもしろアレンジが出てきますよ。

こんな風に、子どもが好きなものから考えてみて、それをアウトドア風にアレンジして自然体験として作っていくというのも、ひとつの手です。

 

②火が使えない時のデザート作戦

メインの料理だと、どうしても火を使うメニューが多くなりがちです。

ですが、ここに救世主が!デザートは火がなくても色々とできます!

 

例えば、、、アイスはアイスでも缶蹴りアイス!氷と塩でぐっと冷やして作る手作りアイス。缶蹴りを5分ほどすればアイスができちゃいます♪

アイス作り

ちょっとシャーベット状のバニラアイス!量もわりとたっぷりありました♪

 

他にも手動タイプのかき氷器を使って、かき氷。絞るタイプの生クリームをもってきてパフェとか!フルーツポンチなどもいいですね。

トッピングに、いちごやブルーベリーやメロンなど、季節のフルーツを添えたりすると、一気に自然体験感がアップ!

子どもが大好きそうな可愛いトッピングももちろん色々と追加しちゃいましょう。

火を使ってしまいますが、やまももジャムなど、季節のジャム作りをしてトッピングしちゃうのも素敵です。

 

暑くて熱中症が心配な時は、よく冷凍ペットボトルジュースを差し入れています。

いい感じに溶けてくるとシャリシャリのシャーベット状になって、最高に美味しいです。

逆に寒いときは、お湯さえあれば、コーンポタージュやココアなども出せます。

 

きのこのこのこキャンプではほぼ毎回、コーヒーをお出ししています。外で飲むコーヒーは本当に癒しのひとときとなります。

お抹茶なんかも素敵ですね!お湯は大きなタンクだと、朝入れても昼過ぎまで割と熱く保てていました。

 

ちなみにainiでは、ホストが家で作ってきた手作り品を出すのはNGというルールもあるので、みんなで作ったり、うまく市販品を組み合わせてやれるといいですね。

※詳しくはヘルプページをご覧ください。

 

③季節から考える

体験の作り方のヒントとして、「季節」を考えるということもあります。

私たちのチームは、季節感を大切にして体験を組み立てる事が多いです。

四季折々の自然を思いっきり感じたいと思っています。

 

季節から考えた過去の企画ですと、例えば、そうめん流し

これはなんと、火も水道もない場所でやりました!

そうめんはスーパーで売っている流水麺を使用し、水は運んできて、ボトルから少しずつ流すような形でやりましたが、意外とうまく流れましたよ。

竹を半分に割って、レーン作りから頑張り、夏を満喫する一日になりました

竹を入手するのは少し難しいですが、竹林をもっていそうなお家にピンポンして竹を分けていただけないかご相談に伺うのもありかもね、と最近夫婦で話をしています(笑)。

流しそうめん体験

見晴らしのいい里山と偶然の出会いがあり実施させていただきました

 

他には、夏だと、スイカ割りや、水鉄砲大会スイカ割りはどこでも出来てみんな大好きな体験ですね。

春だと、ヨモギ餅作り。

秋は芋煮やこんにゃく作りや、焼き芋やどんぐりの工作。

冬はお餅つきや凧あげ、豚汁。

 

季節を感じる事は、大人も子どもも学びも多く心地よい時間になります。

お餅つきも最初は餅つきセットがある施設に頼っていましたが、鍋で炊いて、お椀とすりこぎ棒でつくやり方を知ってからは、そのやり方にしています。

子どもも自分でつけるので、逆に大喜びです。

 

餅つき

自分のお椀とすりこぎ棒でぺったんぺったん♪ もち米は蒸さずにお米のように炊けばOK。

 

日本は四季折々の行事も多いですから、やれることも盛沢山です。

どうやって外で楽しくやるかとか、器材がないけどどうしよう、などと迷えば、

「行事名やメニュー名 アウトドア」などと検索してみると、ヒントも出てきそうですよ!

 

④本を参考にする

インターネットだけでなく、本を読んでみると、また色々な遊びも出てきます。

幼稚園関係の本、自然体験の本、焚火や工作、アウトドア料理などなど。

自分の知識や引き出しを増やすための読書として楽しんでもいいですね。

 

と、色々とご提案をしながら言うのもなんですが、凝る必要はありません!!

 

「カレーを作ろう」で全然いいんです!

「炊き立てご飯を味わおう」でいいんです!

 

ゲストの方々を想う気持ちがあれば、素敵な一日になっていきます。

そして、何よりainiのゲストの皆さんは本当に素敵な方ばかりで、一緒に素敵な一日をつくってくださいます。

むしろ準備しすぎない方がいい。

 

どんな一日をお届けしたいのか、どんな想いでやっているのか。

子どもたちとどう関わっていくのか。

難しいコンセプトを考えるというより、自分が当たり前と思っていることをしっかり再認識すること。

それを丁寧に伝えて、体験に散りばめていくことが、自分らしい体験となっていきます。