年々増え続けている不登校児童。
そんな中、お子さんが学校に通えなくなってしまったら、将来や学習の遅れなど、不安や心配はつきないですよね。どうにかしてあげたい気持ちは山々だけど、どうしたらよいかわからないし、経済的になかなか負担が大きい…とお悩みではありませんか?
今回の記事では、不登校小中学生にとっての新しい選択肢である「オンラインフリースクール」について、そこでできることと選ぶポイント、価格の安いオンラインフリースクールをランキングでご紹介していきます。
オンラインフリースクールって?
フリースクールというと、学校以外の場所へ通って勉強したり、すきなことをしたりするイメージがあるのではないでしょうか。
今では、それを家の中でもできる「オンラインフリースクール」という選択肢があります。様々な要因で学校になかなか通えない小中学生を、一人にさせない、学習や他者との交流の機会を失わせない仕組みといえるでしょう。
オンラインフリースクールでできること
では、オンラインフリースクールでは、どんなことができて、どんな支援が受けられるのでしょうか?
コミュニティ・人との関わり
不登校になってしまうと、家にいることが多くなるなどで、家族以外での人との関わりが減ってしまいがち。
オンラインでいろんな場所に住む、同世代や少し学年の違う子どもたち、いろんな大人たちと関わることで、コミュニケーションを学んだり、部活やサークルなどのグループでの活動によって社会性を学んだりすることができます。
柔軟なスケジュール
小中学生がそれぞれ自分のペースで柔軟に活用しながら学習できるため、時間や場所に縛られずに勉強ができます。そのため、学校に行くようになってきた場合や習い事をしている場合など、オンラインフリースクール以外での活動とも両立しやすいでしょう。
また、学習のスピードがゆっくりでもはやくても、違う学年の内容でも、どんな教科、どこの単元を進めていてもOK!それぞれのペースで進めることができます。
多様な教材や授業
オンラインフリースクールでは、主要5教科だけでなく、多様な授業を揃えているところも多くあります。普段学校にいくのでは見聞きできないことを勉強することができるので、視野が広がり、思いもよらぬ「スキ」「得意」「おもしろい」に出会うことができます。
個別指導
オンラインフリースクールでは、個別での学習のサポートも受けられます。お子さんの様子に合わせて柔軟に、苦手な教科は時間をかけたり学年を遡ったり、得意な教科はどんどん先に進んだり違う学年の単元まで進めたり…と1対1で学習をすることができます。
「安さ」で選ぶ時チェックしたいポイント
同じオンラインフリースクールでも金額はスクールそれぞれです。何事もそうですが、安さには理由があります。
それでは、オンラインフリースクールにおいて、金額が異なる理由としてどんなものがあるのでしょうか。
ぜひ、オンラインフリースクールを選ぶ際の参考にしてみてください。
①週何日授業があるか
オンラインフリースクールによっては、リアルの学校のように、週5日の場合もあれば、週2日、3日の場合もあります。週に何日通えて、授業が受けられるのかはチェック必須です。
②サポートの充実性
個別でのサポートがあるかどうか、定期的な面談があるかないか、どれくらいの頻度か、チェックするといいでしょう。それが、お子さんの状況や特性に合っているかどうかで選ぶとよさそうです。
また、お子さんが学校に通えない状態というのは、保護者として、心配や不安、どうしていいかわからないなど、モヤモヤが積み重なってしまいやすいもの。そんなときにサポートしてくれる体制や保護者同士でのつながりや意見交換などがしやすいかどうか、保護者向けのイベントやコミュニティがあるかもチェックしてみるのがオススメです。
③出席認定のサポートがどこまであるのか
進路などを考えると、フリースクールで学んで出席認定が取れるほうがいいですよね。しかし、出席認定は申請はしても最終的な判断は在籍校の校長先生の判断に委ねられています。なので、出席認定可能かどうか、どれくらい出席認定の実績があるかはチェックしておくとよさそうです。
また、出席認定はできても、どこまでサポートがあるかはスクールによって様々です。学校が出席認定の判断をする材料の1つに、出席した日数や学習内容、様子などが書かれた証明書があります。スクールによっては、その証明書を、参加した日程や内容を自己申告で記載してもらうパターンやスクール側が記載してくれるパターンなどがあり、後者までサポートがあると安心です。
また、証明書があっても、オンラインフリースクールの出席認定は学校にとって初めての事例となることもまだ多くあるため、校長先生や担任の先生に「直接、活動内容や様子を聞きたい」などと言われることもあります。そんなときに、学校や自治体と連携を取るところまでサポートしてもらえると、保護者の負担は大幅に減少するでしょう。
④元気が取り戻せるような居場所になりそうか
不登校になったこどもたちは、何か意欲をもってアクションを起こしていけるだけのこころやからだの元気がなくなってしまっていることも多いです。まずは、安心して居られる場所をつくったり増やしたりすることが大切です。
そのためにも、参加時間帯や顔出し声出しの有無、それが必須かどうか、活動内容など、お子さんが無理ない範囲から柔軟に参加していけるかどうかはチェックが必要です。
安いオンラインフリースクールランキング
ここからは、上記の判断基準で比べて、安い順でオススメのオンラインフリースクールをランキング形式でご紹介していきます。
特徴も踏まえて紹介していきますので、ぜひオンラインフリースクールを検討する際の参考にしてくださいね。
第1位:オンラインフリースクールWIALIS(月24,200円/週5日)
費用 | 入会金 22,000円(税込) 月額利用料 24,200円(税込) |
対象学年 | 中1~3 |
出席認定 | あり |
実績 | ‐ |
保護者へのサポート | 三者面談/保護者面談 |
3Dのバーチャルスクールでリアルの校舎を再現し、日々のホームルーム、自習、読書、ゲーム、授業参加などの活動が気軽に登校し、コミュニケーションをとれるのが特徴。出席認定に関しては、在籍校との連携をし、学習状況を共有し認定までバックアップしてくれます。
第2位:aini school 小中等部(月27,000円/週5日)
費用 | 入学金20,000円(税込) ベーシック 27,000円 プチベーシック 23,000円(月10日) ライト 19,000円(月5日) |
対象学年 | 小1〜中3 |
出席認定 | あり |
実績 | 100%(2024年2月現在) |
保護者へのサポート | あり ・保護者面談(月1回) ・保護者交流会(月1回) ・保護者イベント ・保護者コミュニティ |
「フリー!フラット!オープン!」を大切にした、遊んで学べるオンラインフリースクール。
自由進度学習に加え、平日毎日2〜3コマの専門分野のプロの授業で、子どもの興味関心の世界がどんどん広げられるのが大きな特徴。
また、メタバース校舎で国内外様々なところに住む、様々な学年との交流で、全国に「スキ」でつながる友達ができます。
さらに、月4回のお子さん特化のマンツーマン学習サポートが受けられる専任サポートプランや月1回の保護者面談や保護者同士の交流会など、不安を抱える保護者向けのサポートもあります。
出席認定実績は驚異の100%!自治体や学校との連携で出席認定までサポート。
第3位:SOZOWスクール 小中等部(月33,000円 / 週5日)
費用 | 入学金 19,800 円 自分探Qコース ¥25,000 / 月(税込) 好き探Qコース ¥33,000 / 月(税込) |
対象学年 | 小4〜中3 |
出席認定 | あり |
実績 | 75% |
保護者へのサポート | あり ・保護者面談(月1回/3ヶ月に1回)・ 保護者イベント/コミュニティ(好き探Qコースのみ) |
ありのままを受け入れ、自信を育み、社会に生きる力を共に学んでいくオンラインフリースクール。子どもの好きなことをテーマに楽しく活動できる点が特徴。1on1の自分探Qコースと、仲間との活動がメインの好き探Qコースがあり、こどもたちのペースに合わせて学習できます。出席認定に関しては、学校との連携はないものの、活動報告書は毎月発行できます。
第3位:SINGAKU(月33,000円/週5日)
参照:SINGAKU HP
費用 | ¥33,000(税込) 入会金(14,300円) 登録料(5,500円) |
対象学年 | 小4〜中3 |
出席認定 | あり |
実績 | 80% |
保護者へのサポート | ‐ |
メタバース通学×ICT教材すららでの無学年式の5教科学習が大きな特徴。毎週の個別指導もあります。出席認定も80%の実績があり、書類作成から学校への申請まで、サポートしてくれます。
第5位:飛鳥未来中等部初等部 ネットコース(月15,000円/週3日)
参照:飛鳥未来中等部初等部HP
費用 | 入学金 50,000円 授業料(施設設備費・教材費含む) 15,000円/月 |
対象学年 | 中学1~3年 |
出席認定 | あり |
実績 | ‐ |
保護者へのサポート | ‐ |
現地校(札幌/仙台/お茶の水/立川/名古屋/大阪/神戸)に通学するコースもある、三幸学園グループのフリースクール。月額はお得ですが、週3日ということで5位にランクイン。
姉妹校での体験で、興味を広げ将来を考えるきっかけづくりができるのが大きな特徴。放課後学習支援制度で、学力UPを目指す生徒へ週2回の学力サポートもあります。出席認定に関しては、希望制で1カ月に1度、出席状況や教室での様子を在籍校の先生に提出してくれます。
第6位:NIJINアカデミー(月19,800円/週3日)
費用 | 入学金11,000円(税込) ※2月入学生から22,000円(税込)に変更 授業料 19,800円(税込)/月 施設利用料 1,683円(税込)/月 |
対象学年 | 小1〜中3 |
出席認定 | あり |
実績 | 97% |
保護者へのサポート | あり ・保護者コニュニティ ・親カフェ(希望制/年4回) ・保護者面談(3ヶ月に1回) |
Be HAPPY、 Do HAPPYを理念に掲げたオンラインフリースクール。週3日ということで6位にランクイン。
メタバース通学プランに加えて、リアル校とのハイブリッド通学プランや専任サポートオプションも。対面での卒業式などもあるようです。
出席認定も97%の実績があり、学びのポートフォリオをつくってくれるほか、出席認定のための相談にのってくれます。
第7位:N中等部 ネットコース(40,700円/週2日)
費用 | 入学金 22,000円(税込) 学費 40,700円/期(税込)※12期制 |
対象学年 | 中1~3 |
出席認定 | あり |
実績 | 80% |
保護者へのサポート | あり ・保護者会 ・N中等部 保護者通信 ・三者面談 |
ICTツールで仲間と行うプロジェクト学習と、ひとつのテーマに対して様々なアイデアを出し合い、意見交換し、形にするワークショップ型授業を行っているのが特徴。また、生活スタイルに合わせて昼クラス(13:30〜16:00)と夕方クラス(17:00〜19:30)が選べます。月〜金曜日(9:30〜19:30)にはネット自習室もあります。出席認定実績も80%で、学習状況等報告書を在籍校へメールで送ってくれます。
さいごに
1 | オンラインフリースクールWIALIS | 入会金 22,000円(税込) 月額利用料 24,200円(税込) 日割:1,210円 |
週5日
(20日) |
2 | aini school 小中等部 | 入学金20,000円(税込) ベーシック:27,000円 プチベーシック:23,000円(月10日) ライト:19,000円(月5日) 日割:1,350円 |
週5日
(20日) |
3 | SOZOWスクール 小中等部 | 入学金 19,800 円 自分探Qコース:25,000円 / 月(税込) 好き探Qコース:33,000円 / 月(税込) 日割:1,650円 |
週5日
(20日) |
3 | SINGAKU | 入会金(14,300円) 33,000円(税込) 登録料(5,500円) 日割:1,650円 |
週5日
(20日) |
5 | 飛鳥未来中等部初等部 ネットコース | 入学金 50,000円 授業料 15,000円/月 (施設設備費・教材費含む) 日割:¥1,250 |
週3日
(12日) |
6 | NIJINアカデミー | 入学金11,000円(税込) ※2月入学生から入学金が22,000円(税込)に変更 授業料 19,800円(税込)/月 施設利用料 1,683円(税込)/月 日割:¥1,650 |
週3日
(12日) |
7 | N中等部 ネットコース | 入学金 22,000円(税込) 学費 40,700円/期(税込)※12期制 日割:¥5,087 |
週2日
(8日) |
今回の記事では、安さでオンラインフリースクールを選ぶときのポイント、安い順でオススメなオンラインフリースクールをランキングでご紹介しました。
お子さんが不登校になってしまってどうすればいいかわからない、という方、ぜひ一度「オンラインフリースクール」という新しい選択肢を検討してみてくださいね。
この記事を読んだあなたへ
aini schoolでは、平日毎日9時から開校しています。
スケジュールは決まっていますが、お子さんの意思を尊重し、自分のペースで学ぶことができます。
さらに、日本心理検査センタと提携し、発達障害検査や学習障害検査、知能検査(WISC-VまたはWAIS-Ⅳ)が優先的に通常よりも安く受けられる仕組みも導入しております。
勉強においてや日々の暮らしの中で生きずらさを抱えている場合、なるべく早い専門家とのつながりで、適切な支援を考え、受けられます。ainiでは、信頼できる専門機関との連携を通じて、安心してお子さまをお任せいただける環境を整えています。
・もっとaini schoolについて知りたい方!
・お子さんの世界や視野を広げてあげたい方!
・とりあえず、aini schoolについて話を聞いてみたい方!
現在、説明会参加で入会金がお得になるキャンペーンも実施中!