東京の河原に、約200万年前の世界が残っていることを知っていますか?
今回の舞台は、東京都西部・昭島市付近を流れる多摩川。
河床には、約200万年前に堆積した上総層群加住層が姿を現し
場所によっては、当時の植物や動物の痕跡を観察することができます。
今回のプログラムでは、実際に多摩川の河床を歩きながら地層を観察し、
泥や砂の中から、植物化石など200万年前の東京を伝える手がかりを探します。
見るだけではなく、
自分で探す。自分の手で掘る。
よく観察する。
そして、「なぜここにあるのか?」を考える。
🌏親子で“地球の時間”に触れる、
1日限りのフィールドプログラムです。
⚒️足もとに眠る200万年前へ
観察するのは、多摩川河床に露出する上総層群加住層。
🏞️多摩川横断水道橋周辺では、泥炭質の地層などから
約200万年前に堆積した大型植物化石が見つかっています。
この周辺から知られている植物には、
フウ
オオバタグルミ
メタセコイア
ヒメバラモミ
などがあります。
現在の日本では見られなくなった植物も含まれており、化石を手がかりにすると、
🌳「200万年前、この場所にはどんな森が広がっていたのだろう?」
という風景まで想像することができます。
🐘アケボノゾウたちが歩いていた東京🐘
近くのシルト層からは、これまでに
アケボノゾウ、シカ属、オオカミなどの哺乳類化石
🐺
も知られています。
今、私たちが立っている東京の河原を、はるか昔には全く違う生きものたちが歩いていた。
地層を観察することで、教科書の中にある
「200万年前」が、急に自分たちの足元の出来事へと変わっていきます。
🌏
※当日のプログラムで動植物の化石が発見できることを
保証するものではありません。
■ 今回の発掘体験でやること
🔨
① 河原から「地層」を探す
最初に、多摩川の河床を観察します。
砂、泥、礫、黒っぽい地層。
色や粒の大きさ、硬さの違いを見ながら、
「どこが200万年前の地層なのか?」
🌏
② 泥炭質の地層をじっくり観察
植物が多く堆積した地層には、葉、枝、種子など
当時の環境を読み解く手がかりが残されていることがあります。
ブラシなどを使いながら、地層を丁寧に観察します。
🌲
③ 200万年前の植物化石を探そう
🌲
いよいよ発掘・化石探し。
大切なのは、力いっぱい掘ることではありません。
色が違う。形が違う。
模様がある。
そんな小さな違いを見つける観察力が、発見につながります。
👀
④ 見つけたものを「研究者の目」で観察
「これは植物?」「葉っぱのどの部分?」
「なぜこの場所に残った?」「当時はどんな環境だった?」
見つけたものをルーペなどで観察しながら、自分なりの仮説を考えます。
正解を覚えることよりも、
見て、考えて、問いを持つこと。
それが今回の発掘体験で大切にしたいことです。
■ こんな子におすすめ
化石が大好きな子はもちろん、
🪨
石を拾うのが好き
恐竜や古生物が好き
地層に興味がある
生きものが好き
探すことが好き
図鑑を見るのが好き
「なんで?」を考えるのが好き
💡
という子にもおすすめです。
化石について詳しくなくても大丈夫です。
初めての発掘体験、大歓迎です。
■ 開催概要
開催日
9月21日(月・祝)
◆開催場所
東京都昭島市・多摩川
※詳細な集合場所は参加者の方へご案内します。
🚌
JR中央線立川駅またはJR青梅線拝島駅からバスが最適です。
付近に駐車場はありません。
バス停から徒歩10分弱かかります。
トイレの場所も現地から徒歩5分ほどかかります。
🚌
⚒️内容
・多摩川河床の地層観察
・上総層群加住層の観察
・シルト層、泥炭質地層の観察
・植物化石探し
・化石、地層の観察
・約200万年前の東京の自然環境を考える化石研究者の解説
※河川状況や天候により、観察場所・内容を変更する場合があります。
■ 服装
河原を歩き、地面にしゃがんで発掘をします。
汚れてもよい、動きやすい服装でご参加ください。
長ズボン、運動靴または長靴など滑りにくい靴をおすすめします。
ぬかるんでいる場合もありますので靴や服が濡れる可能性があります。
■ 持ち物
・飲み物
・帽子
・タオル
・軍手または作業用手袋
・汚れてもよい服装
・着替え
・雨具
・リュック
・あれば長靴
☀️当日の天気によっては☀️
熱中症対策を忘れずにしてください
・水分は多めに持参
・帽子・保冷剤など
※発掘・観察に必要な道具については、こちらで準備します。
🐘講師:化石研究者 福嶋 徹先生🐘
「むさしの化石塾」代表。多摩地域を中心に
化石の発掘・調査・研究を続ける化石研究者。
多摩川流域や狭山丘陵などで、貝類・植物・魚類・哺乳類など多様な化石を発掘・調査。
1998年には昭島市でのアケボノゾウ幼体頭骨化石の発見にも携わるなど、
多摩地域の化石研究に長年取り組んでいる。
研究成果は学術論文としても発表されており、
近年も多摩地域の第四紀化石や
植物化石などについて研究・発表を続けている。
また、貴重な化石標本を活用し、
子どもから大人まで楽しめる化石観察・探究活動を行うなど、
化石や自然史の普及にも力を注いでいる。
「化石を見つける」だけではなく、化石から過去の生き物や環境、
地球の歴史を読み解く楽しさを伝える、地域の化石研究・教育の第一人者。
⚠️ 保護者の皆さまへ⚠️
本プログラムは、河川敷という自然環境の中で行うフィールドプログラムです。
化石の発見を保証する体験ではありません。
当日の天候、水位、河床状況などを確認し
安全を最優先に実施します。
多摩川の河床に露出する地層を観察し
植物片や地層の特徴、岩石などを手がかりに、
約200万年前の環境を探究するフィールドプログラムです。
自然の地層を対象とするため、
当日の状況によっては化石が見つからない場合があります。
「見つけること」だけを目的とせず、地層を観察すること、
小さな違いに気づくこと、
そこから過去の環境を考えることを大切にしています。
また自然物や地層はその場所の大切な記録です。
「見つけたものを全部持ち帰る」のではなく、
観察し、記録し、地球の歴史をどう読み解くか
という姿勢も子どもたちと一緒に学びます。
🌏9月21日、東京から200万年前へ🌏
タイムマシンはありません。
けれど、私たちの足元には、200万年前の世界へつながる地層があります。
河原を歩き、土に触れ、じっくり目を凝らしてみると、
そこには昔の森から届いた小さな手がかりが残っています。
一緒に200万年前の東京を探しに行きましょう!!