鎌倉街道「下ツ道」が通る三ツ沢周辺へ～青木城と豊顕寺をめぐる～

そこかしこに埋もれてしまっている歴史。
気づけば、ちょっとした散歩もグッと楽しくなります。

今回は、中世において重要な湊だった神奈川湊を出発して、豊顕寺に向かいます。
神奈川湊は遠く八丈島まで、管理する海上交通の要の城でした。
青木城周辺は、南北朝時代、戦国時代には戦いの舞台になり、関東の動乱期において、重要な戦いが繰り広げられました。
小田原北条氏の時代になると、神奈川湊には青木城が築かれました。
青木城を任されていたのは、重臣多米氏。この多米氏が創建したのが、三ツ沢にある豊顕寺（当時は本顕寺）です。
豊顕寺は、城郭化されていたのでは？という痕跡があって、ワクワクします。

青木城と豊顕寺という多米氏ゆかりの史跡をめぐりながら、歴史を楽しみます。
つながりのある両エリアを歩くことで、新しい発見、気付きがあると思います。
じっくり歩きましょう。

かつて入り込んでいた入江の周辺には古墳、貝塚など、往時を想像する材料になる史跡もたくさん残っています。
いろいろ巡りながら、歴史を楽しみましょう。

今は高いビル群が建ち並び、埋め立て地となっている横浜駅周辺にそのような景色が広がり、深い歴史があることに驚きます。
高台から見下ろせば、眼下には海が広がります。（想像で）
幾多の歴史の舞台となった東海道を見下ろせば、歴史の主人公たちが駆けていく姿が見えます。(妄想で）

また、三ツ沢には鎌倉街道下ツ道が通っていたので、街道を意識しながら歩きたいと思います。
楽しい歴史探訪に出陣しましょう♪

【コース】
京急神奈川駅→青木城→高島台→浅間神社→軽井沢古墳→三ツ沢公園→豊顕寺→三ツ沢上町駅