「お醤油って、自分でつくれるの!?どうつくるの!?」昨年のGWに、４日間かけて参加者と一緒につくった醤油麹。普段なにげなく使っている醤油のもととなる醤油麹が、人間の数々の手作業と、微生物の働きとの合作でできあがっていく過程に、皆さんからたくさんの驚きと発見、感動の声が上がりました。その醤油麹が、1年の発酵・熟成を経ていよいよお醤油となる、一大イベントです！
ここでちょっと難しい話ですが、「醤油」とはいったい、何なのでしょう。醤油の原料である、蒸した大豆と炒った麦（または米）に繁殖させた麹菌は、成長の過程でさまざまな酵素を生み出します。その酵素が、大豆と麦のタンパク質やでんぷんを、アミノ酸やブドウ糖に変え、それを乳酸菌や酵母菌が餌にして生み出すさまざまな物質（有機酸やアルコール）が化学反応を起こし、醤油の複雑な味わいを作り出すんですね。
つまりお醤油は、微生物たちが生み出す旨味・甘味・酸味・香りの複合体。つまり微生物たちの、総合芸術作品なんです！（大袈裟ですが！！）
私たちの醤油作りは、昨年の醤油麹作りのさらに１年前の、大豆の種まきから始まっています。原料の大豆から育てて作った、フィールズ農園初の記念すべき手作り醤油。みなさんと一緒に、その完成を楽しく、おいしく、にぎやかにお祝いしたいと思います。
当日は、大多喜町から「かずさ手作り醤油の会 いい醤」醤油搾り師・山野邉暁さんをお招きし、"フネ"と呼ばれる大きな杉材の圧搾機を使った醤油搾りを実演いただきます。搾る段階で変化していく生醤油の味くらべや、もろみかす体操！などなど、お楽しみがいっぱい詰まったお醤油搾り体験です。 昼食は、フネから滴り落ちる生醤油を、生卵を乗せたご飯茶碗で受け止めて味わう、究極の卵かけご飯！のほか、春の味覚・たけのこ料理や新鮮な佐倉産の無農薬野菜を使ったお料理がならぶ、ビュッフェスタイルのランチを予定しています♪
会場は、佐倉市で無農薬・無化学肥料のお米づくりをされている小出農園の体験会場。5月中旬から始まる田植えを控え、苗代で生育中の若緑の美しい稲や、カエルやおたまじゃくし、おけらなど、春を迎えて活発に活動する田んぼ生き物たちの様子を楽しんでいただけると思います。
また、同じGW中（5/3-6）に、来年絞る醤油のための醤油麹作り体験会もありますので、ご興味のある方は、そちらもぜひ、ご参加ください。
★醤油搾り師・山野邉 暁（やまのべ あきら）さんプロフィール・・・ 1977年生まれ 埼玉県出身。2011年2月に千葉の鴨川自然王国に移住、醤油づくりに出会う！！その後、大多喜町に移りパートナーと子供一人、家族3人で小さな暮らしを営んでいます。オーガニック・ビーガン おやつ屋さん『いまここ園』で、こども安心おとなも美味しいクッキーやグラノラの製造販売もしています！
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※当農園では、「無農薬・無化学肥料」「不耕起栽培」（土を耕さない栽培方法のこと。土壌の劣化や浸食を防いだり、土中から放出されるCO2を削減できるなど、持続性のある農法として近年注目されています）を基本とした、環境再生型の農法で大豆・麦を育てています。
※当農園で年間を通して行っている『みんなで大豆栽培！』『みんなの麦畑！』企画は、国産大豆・麦の生産の輪を広げる取り組みです。
◎『みんなで大豆栽培！』今後のスケジュール
【醤油麹作り編(5月)】【種まき編（7月）】【枝豆収穫祭（10月）】【ぼっち積み編（11月）】【脱穀編（1月）】【味噌作り編（2月）】
◎『みんなの麦畑！』今後のスケジュール
【収穫祭（6月）】【種まき編（11月）】【麦踏み競争編（1-2月）】
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【開催日程】
2024年4月27日（土） 10時〜15時頃
※小雨決行／荒天中止。中止の場合は開催前日の17時までに判断しご連絡致します。
【集合場所】
小出農園体験会場 [千葉県佐倉市鏑木町７９３−１]
https://maps.app.goo.gl/zNetC35M3FBPazJs8
（駐車場有り）
★公共交通機関でお越しの方
＜JR佐倉駅（北口）から＞ 徒歩18分／または駅からタクシー利用で5-10分
＜京成佐倉駅（南口）から＞ ちばグリーンバス乗車「宮小路町」下車 徒歩15分／または駅からタクシー利用で約10分
【参加費用】
大人（中学生以上） 4,000円
小学生 1,500円
3-6歳 800円
乳幼児無料
※参加費用に含まれるもの
・醤油搾り体験
・杉樽から直接生醤油をかけて味わう究極の卵かけご飯のほか、佐倉市産の無農薬のお米・お野菜などが楽しめる農園ビュッフェランチ
・搾りたて生醤油のお土産(90ml)付き（大人のみ）
・醤油粕のお持ち帰り
【持ち物】
汚れても良い靴（雨の翌日はぬかるんでいる場合があります）
（田んぼに入りたい方は）着替え
飲み物（持ち込み自由）