伝統工芸のいまを発信するウェブメディア『職人図鑑』は、東京・かっぱ橋のフラッグシップショップ「うつわ&工芸 晴居堂」にて、錫工房「錫光」(埼玉県川口市)の錫師・中村圭一さんをお迎えして錫で平盃をつくるワークショップを開催します。
錫は、酒の味わいをまろやかにするといわれ、古くから徳利やぐい呑みとしてよく使われていました。錫は融点が低く、柔らかく加工がしやすいという特徴もあります。
本講座では、本錫を溶かして鋳込みをして、円形の板を木槌で打ち込み深さをつけていき、磨きをかけて仕上げて錫師の仕事を体験していただきます。
自分だけのオリジナルの平盃が仕上がったら、西浅草の老舗酒屋「升宏」へ。
1グループで日本酒1本(4合瓶)をお選びいただき、マイ平盃で日本酒を楽しみながら、お酒をまろやかにするという錫器の魅力をご体感ください。
◆中村圭一(錫光)プロフィール
厚生労働省認定卓越技能者「現代の名工」であり、黄綬褒章を受勲した父、中村光山さんに師事。錫を轆轤(ろくろ)に固定し、鉋(かんな)で削って仕上げる伝統的な轆轤(ろくろ)挽きの錫製品をつくる数少ない職人。
◆升宏
創業昭和39年、西浅草にある酒店。日本酒や焼酎など銘酒を数多く揃え、中には稀少なアイテムも。ショップ内では有料試飲ができ、スタッフに相談しながらお好みのお酒を探すことができます。
開催日時:2023年10月21日(土) 2部制(各回4名)
1部 11:00~(制作2時間。13:00~西浅草・升宏へ)/2部 14:00~(制作2時間。16:00~西浅草・升宏へ)
参 加 費:8,800円(材料費、日本酒代込)
会 場:うつわ&工芸 晴居堂(台東区松が谷2-27-3-101)
服装について*多少汚れても気にならない、作業のしやすい服装でお越しください。軍手はこちらでご用意します。