藍のスクモを知っていますか?
日本人口の1%以下しか知らない「スクモ」という言葉があります。
このスクモが藍染液になるものです。
*藍師(蓼藍・タデ藍植物のタネを撒いて育てて収穫、そして乾燥させ発酵、スクモにする専門職)
*染め師藍染(染める専門職)
藍のタネは春に蒔き夏に収穫します。伝統的には夏から100日かけて発酵させて行くものです。
全国的に藍染体験はたくさんありどこでもできまし1時間ほどで体験できるものがほとんどです。
実際藍染液はスクモという濃い藍染液や藍玉を作りそれを水で薄めて藍染をします。
藍染は生き物です。菌が働いて色素を生み出してくれます。
藍が弱っている時藍が力がなくなる時があるんです。
また藍染は発酵させるので発酵させる温度が夏の暖かい時期です。
生染(薄い藍)などありますがこちらは藍を発酵させて時間をかけて葉っぱを溶かしていきます。
YOUTUBEなどでは水などで発酵させて消石灰を入れて濾すやり方もありますが売っている染料などによくみられるものがそれにあたります。
伝統的なスクモはとっても手間と管理、そして時間をかけて発酵させて葉を溶かしていきます。
その期間は約100日以上といわれています。それらの手間があの美しい藍色を生み出してくれるんです。
自分で作った藍は何とも言えない感動が味わえます。
その藍で染めたものをプレゼントにしたらもらった人もまた感激するに違いないでしょう。
藍染が好きな人はもちろん、藍を自分で作りたいと思った人は以外といるかもしれません。
でも実際この藍の植物が手に入らない。そして藍を育ててもそれをどうしたらいいかわからない。。そして発行する時間がかかるので1日ではできない。。そんなことで藍染職人さんも教
えてくれるところは少ないと思います。
こちらの藍染発酵体験レッスンでは藍染職人さんから直接教えてもらえます。
とてもユーモア溢れる優しい職人さんなので気軽に質問してください。
そして一年中スクモ体験ができます。
夏の時期には収穫体験が可能になりますが収穫できない時期(7〜9月の時期)以外は乾燥させたタデ藍を準備してあります。
もし興味がある方はこの機会にぜひ参加してください。
****体験レッスン****
体験1、藍の知識、藍藍のお茶試飲(2時間ほど)
藍やスクモの知識、藍のお茶、タデ藍について
昔から薬用として愛されて着た貴重な藍のお茶を飲みながら藍についてお話。
夏の収穫時期以外は職人さんが使う乾燥したプロ使用の最高級タデ藍をお渡しします。
体験2、藍染発酵レッスン1
藍染液の知識、藍染仕込み (1時間ほど)
乾燥させた葉発酵させる準備をします。
準備が終わった藍は自宅に持って帰り発酵を観察します。
希望により
先生との藍染LINEグループ作成
日々の変化を写真などで送って職人さんにチェックしながら経過を見守ります
体験3、藍立て教室(約1〜2時間)
生徒さんが完成したスクモを持参して最終チェック
藍建て(藍染ができる状態にする)を学びます。
自分が育てたスクモで青色に染まった時の感動は人生で最高の喜びの一つになります。
100日以上後に藍建て教室をスケジュールを調整して開催いたします。
完成すればいつでも好きな時に藍染をすることができます。そのやり方も教えてもらえます。スクモは藍染の元液これで完成、常温で長期保存もできます。
体験参加費 (レッスン料、材料費込み)
10時〜13時まで
体験1、2 当日開催
体験3 100日以上後〜別の日開催
場所: 常総市染色村
藍染職人さん宅
最寄り駅
常総線 三妻駅
電車でお越しの方は送り迎えあります。
希望の時間帯や曜日をいくつか書いてお伝えください。
職人さんの日程と調節して開催いたします。
より多くの方に藍染体験を経験して頂きたいので
藍収穫は夏のみに限らせていただきます。藍染液、スクモの取れる量は発酵の仕方や管理によって変わってきます。
藍はこの夏の時期にできるのは蚊の時期と同じです。藍染は蚊を寄せつけません。
藍だけではありませんがドクダミなども一緒です。
藍で染めたマフラーや洋服などを着ているだけで虫除けになるんです。
日本伝統文化の藍染を是非手作りで感じて見てください。