フレンチガストロノミーの洗練と精妙さに一歩踏み込んだ、リヨン地方のメニューをご紹介します。
素晴らしい郷土料理という点において、リヨンを超える街がフランスのどこにあるでしょうか?
このレッスンでは高品質のフランスの食材とワンランク上の料理のテクニックを使っていきます。そして食という点に関して、何がフランスを特別な存在であらしめるのか──、そんなこともみなさんと一緒にお話ししたいと思います。
オーセンティックなフランス料理とともに、この地域で作られるワインの個性を楽しみながら……。
一緒に“ちょっと特別な時間”をシェアしましょう!
【レシピ】
=== Aperitif(アペリティフ)
フランスの伝統的な飲み物でみなさんをお迎えします。キール、バニュルス(甘口ワイン)、ワイン、ミネラルウォーターなど……。
=== Mousse de foie de volaille et gelée de cognac sucrée / ムース ドゥ フォワ ドゥ ヴォレイユ エ ジュレ ドゥ コニャック シュクレ(鶏のレバームース、甘口のコニャックゼリー添え)
白ワイン(シャルドネ)で茹でた厳選された鶏レバーをグリーンペッパーと上質なコニャック、バターとともに泡立てた、口どけのよいレバームース。ブラウンシュガーを加えたコニャックのゼリーをのせて。2つの味が混ざり合い、絶妙な美味しさが口の中で広がります。私の家族や友人たちにも大好評の一品。
=== Crème de haricot vert sur tartare de tomate confite au thym / クレーム ドゥ アリコ ヴェール スュル タルタル ドゥ トマート コンフィット オ タン(トマトコンフィのタルタル、インゲンのクリーム和えとともに)
タイムを浸したフランス産のオリーブオイルでゆっくりと焼き上げたトマト。こだわりのワインビネガーで味付けされたホイップクリームで和えた、食感の良いインゲンと一緒にいただきます。繊細な味わいがクセになる一皿です。
=== Quenelle de poisson lyonnaise sauce Nantua / クネル ドゥ ポワソン リヨネーズ ソース ナンチュア(リヨン風クネル、ナンチュアソースがけ)
リヨン地方の食を語るに欠かせない、クラシックな一皿。小麦粉と卵黄にすりつぶした新鮮な鯛を加えて練り上げたペーストを茹で、さらにコニャックで味付けした赤海老のベシャメルソースをかけてオーブンで焼き上げます。
もしクネルの美味しさをご存じないなら、食してみるべし!
=== Choux à la crème Chantilly / シュー ア ラ クレーム シャンティイ(シャンティイ クリームのシュークリーム)
そして締めくくりも王道の一皿で。偉大なシェフ、アラン・デュカスのレシピにヒントを得たシュークリームです。想像してみてください、レッスンの後、このレシピがいつでもご自宅で気軽に再現できることを!
=== Vin français(フランス産ワイン)
ワインを知るほどに、フランスの歴史をさらに知ることになるから──。
今回は、リヨン近郊で作られる赤&白ワインをセレクトします。
ネームバリューで選ぶのではなく、ある地域だけで、バイオダイナミック農法などで生産される個性とこだわりを感じさせるプロダクトをご紹介したいと思います。
=== Pain français(フランスパン)
このメニューに合うのは、やっぱりフレッシュなフランスパン! 我が家の近くにある人気ブーランジェリーのものをご用意します。
=== Espresso et capuccino(エスプレッソ&カプチーノ)
メニューの締めに、こだわりの豆で淹れたエスプレッソやカプチーノをお出しします。